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きりんの本 - 1・2ねん(坂本遼 序、田中敦子 装画、日本童詩研究会 編)
1948年、敗戦後の暗い気分の満ちるなか、月刊童詩誌『きりん』は「日本でいちばん美しい子どもの雑誌をつくろう」という願いから、井上靖・坂本遼・竹中郁らによって大阪で創刊されました。
創刊12年目の記念碑として出版された、全三巻のうちの第一巻(1・2年生篇)。「言葉で何かを表現すること」を覚えたばかりの子どもたちの、初々しい詩と作文・110余篇が収録されています。
『きりん』の誌面づくりには、関西の前衛美術家集団「具体」のメンバーが多く関わっており、カバー画の田中敦子もその一人。色彩豊かな円と曲線が絡み合う作風で知られ、草間彌生、オノ・ヨーコに並ぶ偉才と評されたそうです。
本書の挿絵には、「具体」の作家・山崎つる子の作品とともに、子どもたちが描いたカットが多数使用されています。
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星(愛媛県・湯本忠弘)
なの花を ちぎって まいて あるような。
金の もくばにのって 星のくにへ いって みたいな。
天の川で 水 あびたいな。
どんな 川じゃろう。
石は 星で、水は アイスクリームじゃろうか。
外で 星を 見ながら 思った。
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:理論社
□date of issue:1959年 初版
□size:19.7x13.6cm
□page:222
□condition:経年なり・可 ヤケ強スレ汚れ痛み 小口・見返し等 経年シミ
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
創刊12年目の記念碑として出版された、全三巻のうちの第一巻(1・2年生篇)。「言葉で何かを表現すること」を覚えたばかりの子どもたちの、初々しい詩と作文・110余篇が収録されています。
『きりん』の誌面づくりには、関西の前衛美術家集団「具体」のメンバーが多く関わっており、カバー画の田中敦子もその一人。色彩豊かな円と曲線が絡み合う作風で知られ、草間彌生、オノ・ヨーコに並ぶ偉才と評されたそうです。
本書の挿絵には、「具体」の作家・山崎つる子の作品とともに、子どもたちが描いたカットが多数使用されています。
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星(愛媛県・湯本忠弘)
なの花を ちぎって まいて あるような。
金の もくばにのって 星のくにへ いって みたいな。
天の川で 水 あびたいな。
どんな 川じゃろう。
石は 星で、水は アイスクリームじゃろうか。
外で 星を 見ながら 思った。
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:理論社
□date of issue:1959年 初版
□size:19.7x13.6cm
□page:222
□condition:経年なり・可 ヤケ強スレ汚れ痛み 小口・見返し等 経年シミ
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