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幸田文 対話(幸田文 著)

幸田文 対話(幸田文 著)
雑誌などに掲載された、幸田文(1904-1990)の対談を編んだ本。小説『流れる』『おとうと』や随筆『木』『崩れ』の名文で知られる幸田文は、対話の名手でもありました。父・露伴のこと、自らの文学のこと、料理のこと、樹のこと、塔との出会いのことなどについて、歯切れよくユーモラスに語っています。

◎主な対談者
小堀杏奴・高橋義孝・木村伊兵衛・志賀直哉・徳川夢声・江戸川乱歩・美輪明宏・辻喜一・田村魚菜・山本健吉・安藤鶴夫・瀬沼茂樹・草柳大蔵・沢村貞子・土門拳・西岡常一・辻邦生

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幸田 わかるわかる、感情移入が早いのね。続けなさい。
美輪 たとえば庭を散歩しますね。雑草ばかりあるでしょう。つまらない葉っぱでもその人がふっと立っている、その感じだけでなんとなくロマンチックな雑草になったりする、『嵐が丘』みたいになっちゃうような……。
幸田 いろいろどっさり思える人なのね。
美輪 そういったものが必要だと思うのです。
(こんなひと ー 対談者・美輪明宏 昭和33年『中央公論』より)

□publisher:岩波書店
□date of issue:1997年 初版
□size:19.4x13.8cm
□page:372
□condition:経年なり・良好 カバー上部ヨレ

» 随筆・エッセイ
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