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私の中のアリスの世界(森茉莉 著)- 人生のエッセイ
生涯を通じて、自らの感覚のおもむくまま「ワンダーランド」の住人でありつづけた森茉莉(1903-1987)。本書は、1960年代〜80年代のエッセイ・インタビューのなどのうち、おもに人生をテーマにしたものを集め、一巻にまとめたもの。全集未収録作品も、多数収録されています。
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父を見ると私は目を大きくあき、咽喉の奥から出るような声で「パッパ」と叫んだ。そういう父親が持っている情緒の中で私は大きくなった。(中略)私は九つになった息子をおいて夫の家を出たが、二十四年立った或日、部屋に来た息子と顔を見合った時、私と息子とは不思議な世界に入った。(中略)この父親と息子との柔しい世界が、私の中での「アリスの世界」である。私はこの二つ以上の恋愛が信じられない。(「私の中のアリス世界」より)
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:日本図書センター刊
□date of issue:2010年
□size:19.4x13.1cm
□page:238
□condition:経年なり・良好
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
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父を見ると私は目を大きくあき、咽喉の奥から出るような声で「パッパ」と叫んだ。そういう父親が持っている情緒の中で私は大きくなった。(中略)私は九つになった息子をおいて夫の家を出たが、二十四年立った或日、部屋に来た息子と顔を見合った時、私と息子とは不思議な世界に入った。(中略)この父親と息子との柔しい世界が、私の中での「アリスの世界」である。私はこの二つ以上の恋愛が信じられない。(「私の中のアリス世界」より)
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:日本図書センター刊
□date of issue:2010年
□size:19.4x13.1cm
□page:238
□condition:経年なり・良好
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