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現代詩としての短歌(石井辰彦 著)

現代詩としての短歌(石井辰彦 著)
1970年代から前衛短歌の最前線を疾走してきた著者が、「現代詩」の一形態としての短歌について、構造論、押韻論、主体論など、さまざまな観点から考察した短歌論。

岡井隆、塚本邦雄、俵万智、釋迢空、與謝野晶子、寺山修司など、具体的な作家を文脈に引き込み、刺激的な論考を展開している。
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「岡井隆が歌人でもあるゆゑよしをたれにむかひて言ふ用やある」とか「岡井隆さんとか訊きて底ごもる未知の女声を受けつつ居たり」とかいった自分の名前を詠み込んだ作品さえ収められている。要するにこの歌集には岡井隆その人が極めてリアルに存在するように見えるのだが、しかし果たしてそうなのか。

(「演じられる〈私〉」より)
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◎Contents
▶︎現代詩としての短歌
 Ⅰ 短歌の構造
 Ⅱ 連作の力
 Ⅲ 主張する記号
 Ⅳ 音の戯れ
 Ⅴ 世界を引用する
 Ⅵ 演じられる〈私〉
 Ⅶ Con paura il metto in metro
 Ⅷ すべての歌人は〈女〉である
 Ⅸ O Freunde, nicht diese Töne!
 Ⅹ 歌人である、ということ
▶︎詩人たちの方向
 幼神への挽歌──同性愛歌人として釋迢空
 ナイーヴな言語の悦び──出口王仁三郎の短歌
 流刑者の歌集──與謝野晶子の『心の遠景』
 息づく肉体としての詩──伊藤比呂美の ars poetica
 無題という題──シンディ・シャーマンの戦略
 母殺しの栄光──オレステースを演じた寺山修司
▶︎報告。それから、跋
 歌人 in New York──報告として
 Water Stone──跋として
初出一覧

装幀:亜令

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:書肆山田
□date of issue:1999年 初版
□size:19.5x13cm
□page:305
□condition:経年なり・普通 カバー汚れシミ 背ヤケ
★表紙のシミが目立ちますが、本文ページは良好な状態です

» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
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