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詩集 分別ざかり(君本昌久 著、白石かずこ 序詩)
1960年に安水稔和らとともに同人誌『蜘蛛』を立ち上げ、生涯を通じて〝神戸〟の地にこだわり続けた詩人・君本昌久の第三詩集。
白石かずこが序詩を、吉野弘、木津豊太郎が跋文を寄せている。
──この詩集を通読して感じられることは、「手」とか「足」とか「娘」とか「唄」というものが、「言葉」をゆさぶるものとして、少なくとも、その可能性をもつ筈のものとして、用いられているいることです。(「短い感想」吉野弘より)
----------------------
リリックの屋根の下で
革命のことがはなしになった
はなしはとても立派なものではなかったが
言葉はとてもリリカルに出血していた
いちじるしい
慢性的な
大量の。
(「カクメイは無かった」より)
----------------------
◎Contents
序詩:〝娘が〟が欲しい(白石かずこ)
*
くれないか
娘
娘が*
娘が**
カクメイは無かった
風立ちぬ
暗
割れる
手の記憶
逢えない
何処へ
例外なく
弱い性
泣けない
過ぎないもの
比喩でなく
*
短い感想(吉野弘)
詩集『分別さかり』に関する私的な報告(木津豊太郎)
扉・題字:村上望
イラストレイション:土井伸彦
フォト・ポートレイト:前田茂雄
造本レイアウト:君本昌久
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:昭森社
□date of issue:1963年 初版
□size:20x14.2cm
□page:106
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
裏カバー少剥がれ 小口点茶シミ 経年シミ
★ペンによる線引き1ヵ所(写真4枚目)
★カバーの折りが少しずれています(写真6枚目)
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
白石かずこが序詩を、吉野弘、木津豊太郎が跋文を寄せている。
──この詩集を通読して感じられることは、「手」とか「足」とか「娘」とか「唄」というものが、「言葉」をゆさぶるものとして、少なくとも、その可能性をもつ筈のものとして、用いられているいることです。(「短い感想」吉野弘より)
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リリックの屋根の下で
革命のことがはなしになった
はなしはとても立派なものではなかったが
言葉はとてもリリカルに出血していた
いちじるしい
慢性的な
大量の。
(「カクメイは無かった」より)
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◎Contents
序詩:〝娘が〟が欲しい(白石かずこ)
*
くれないか
娘
娘が*
娘が**
カクメイは無かった
風立ちぬ
暗
割れる
手の記憶
逢えない
何処へ
例外なく
弱い性
泣けない
過ぎないもの
比喩でなく
*
短い感想(吉野弘)
詩集『分別さかり』に関する私的な報告(木津豊太郎)
扉・題字:村上望
イラストレイション:土井伸彦
フォト・ポートレイト:前田茂雄
造本レイアウト:君本昌久
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:昭森社
□date of issue:1963年 初版
□size:20x14.2cm
□page:106
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
裏カバー少剥がれ 小口点茶シミ 経年シミ
★ペンによる線引き1ヵ所(写真4枚目)
★カバーの折りが少しずれています(写真6枚目)
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