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歌集 風に語りて(西村せつ子 著)
1987年、結成されたばかりの「月光の会」に入会し、その後長く沈黙を続けた女性歌人が、2007年に刊行した第一歌集。
──惑乱と覚醒!人が人に手を差し伸べようとして必死に何かをなそうとしていた、七〇年代という時代の、あの感情を思い起こしていたのだ。…時にデカダンスを帯びた、破裂しそうな心情の儚さが、たまらなく好きだ。私が、美と名告けるものである。
(「跋」福島泰樹より)
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さらさらと骨の砕けて砂に舞う音のきこえる風の夜である
朋友の晒しの首や朧月 祖国日本は凛として冬
風いまだ冷たけれども天地のはざまにゆらぐ白い陽炎
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◎Contents
風に語りて
冬薔薇
夢
たまゆら
あかい花
惨殺
夕顔
漂う
白い星屑
堕ちてゆく午後
跋:福島泰樹
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:洋々社
□date of issue:2007年 初版
□size:19.5x13.7cm
□page:149
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ
帯背ヤケ褪色
» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
──惑乱と覚醒!人が人に手を差し伸べようとして必死に何かをなそうとしていた、七〇年代という時代の、あの感情を思い起こしていたのだ。…時にデカダンスを帯びた、破裂しそうな心情の儚さが、たまらなく好きだ。私が、美と名告けるものである。
(「跋」福島泰樹より)
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さらさらと骨の砕けて砂に舞う音のきこえる風の夜である
朋友の晒しの首や朧月 祖国日本は凛として冬
風いまだ冷たけれども天地のはざまにゆらぐ白い陽炎
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◎Contents
風に語りて
冬薔薇
夢
たまゆら
あかい花
惨殺
夕顔
漂う
白い星屑
堕ちてゆく午後
跋:福島泰樹
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:洋々社
□date of issue:2007年 初版
□size:19.5x13.7cm
□page:149
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ
帯背ヤケ褪色
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