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堀川正美詩集 - 現代詩文庫29

堀川正美詩集 - 現代詩文庫29
今日の代表的詩人を網羅し、既刊詩集、未完詩篇、詩論、エッセイ、第三者による作品論・詩人論を収録した、思潮社・現代詩文庫より。

──ことばが負っているものに堪えながらさらに深みへ足をはこんでいく行為が、逆にかれの詩の特徴である、あのことばのかがやきをもたらすのだろう。(「詩人・堀川正美」三木卓より)
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燃える空は額のうえに海をひろげた
きみのためにふるえる
春の、あわだつ花ばながむらがりひらくとき。
叢林のむこうにすけてみえるしろい手は
きみがさいごにそこから去った庭を
抽象のひかりを
いちまいの古い手紙のように展いている。

(「死んだアメリカの詩人に」より)
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◎Contents
▶︎詩集〈太平洋〉から
 漂流する窓と難破
 希望
 小湾にて
 梨の園
 道祖神
 山
 礼拝堂
 他の秋
 棕櫚
 雨の神話
 嵐
 版図
 大雪山・十月
 木霊
 八月
 神々の黄昏
 牛
 人間
 月道から日道へ
 半月の植物
 秋
 掌
 白の必要
 陽炎
 親和力
 声
 港
 感傷旅行
 死んだアメリカの詩人に
 休息の半島
 想像力の休暇
 日の国
 混沌に捧げるオード
 必要なもの
 夢のいれものにさわる
 ハロルドの巡礼
 さいごに駆けこんでくるひと
 去った夏の物語
 アルコール
 幽霊ブルース
 アルコール
 帰郷
 時のたまりばを移る失敗の海
 経験
 われら365
 感動が無感動になるとき
 船
 ゼロと世界工場
 †††
 太平洋
 書物の教訓
 ひまわり
 日本海六〇・飛鳥にて
 おわかれ
 眠い
 伝説の一章
 黙示録
 夜のヘリ
 睡眠バルーン
 不眠の王国
 海峡
 うつろなこころの休暇
 叫びと身ぶり
 人間と猿の友人
 バルコニーにすわって
 おとろえてゆくこころに
 黄金時代
 アメリカの男たち
 行為と実在
 波
 新鮮で苦しみおおい日々
 貝殻草
 へんなひとがやってくる
詩論
 CONTRA ET CONTRA
作品論
 堀川正美の作品について(入沢康夫)
詩人論
 詩人・堀川正美(三木卓)

ソフトカバー ビニールカバー 帯あり
□publisher:思潮社
□date of issue:1989年 9刷(1970年 初版)
□size:19x12.5cm
□page:144
□condition:経年なり・普通 表紙スレ汚れ
開き癖折れ目(写真4枚目)

» 詩歌・その他
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