Item

河津聖恵詩集 - 現代詩文庫183

河津聖恵詩集 - 現代詩文庫183
今日の代表的詩人を網羅し、既刊詩集、未完詩篇、詩論、エッセイ、第三者による作品論・詩人論を収録した、思潮社・現代詩文庫より。

──河津聖恵は光の詩人である。彼女が書くページには、地上のさまざまな光が取り集められている。(略)不意打たれること。移動してゆくこと。眩暈すること。つねにそうした行為とともに光はある。
(「裏表紙紹介文」野村喜和夫 より)
-----------------------
夜の偶然な光たちは
叙情的な旋律の、その必然な進行のなかで
星座のように整列してゆく
唇は
覚えずやさしい死者のように世界に向かって
 わずかにひらく
アリア、この夜の裸体のために

(「アリア、この夜の裸体のために」より)
-----------------------
◎Contents
▶︎詩集〈姉の筆端〉から
 秋のタンポポ
 姉の筆端
 脱衣場
 神楽坂
▶︎詩集〈クウカンクラーゲ〉から
 SARU
 トップランナーはどこだ
▶︎詩集〈Iritis〉から
 吐息
 秤のうえ
 虎
 Iritis
 鳥
 逃げ去る女
 花火の部屋
 ひかりあれ、
▶︎詩集〈夏の終わり〉全篇
 1・・・14
▶︎詩集〈アリア、この夜の裸体のために〉全篇
 1 アリア、この夜の裸体のために
  エイリアン・ストリート・イン・BERLIN
  Front
  夢かもしれない、しずかな夢かもしれない
  駅はカテドラル
 2 interspace
  夜が夜を憶えているように
  光りだした箇処を、わたしたちはしらない
  しずく、誰のものでもない問いかけそのものとして
 3 葉迷宮
  シークレット・ガーデン
  今わたしはなにかを忘れてゆく
▶︎詩集〈青の太陽〉から
 青の太陽
 月ノ光
 grazia...
 瑪瑙の人
 他者の庭
 梔子の夜
 転調
 schneeblind
 聖夜の舟
 暮狩地にて
散文
 吐息
 「月ノ光」について
 詩の壁を越えて
詩人論・作品論
 見ること、夢見ること(新井豊美)
 河津聖恵さんの詩について(瀬尾育生)
 裸体で、詩の場所へ(宮下和子)
 胡桃のような踵に試されてある詩(石田瑞穂)

ソフトカバー ビニールカバー 帯あり
□publisher:思潮社
□date of issue:2006年 初版
□size:19x12.5cm
□page:160
□condition:経年なり・普通 表紙開き癖折れ目

» 詩歌・その他
https://narda.thebase.in/categories/1326667
¥1,200

※こちらの価格には消費税が含まれています。

※この商品は送料無料です。

通報する

関連商品

  • 今夜 凶暴だから わたし(高橋久美子 著、濱愛子 画) 今夜 凶暴だから わたし(高橋久美子 著、濱愛子 画) ¥1,200
  • ベルギー・愛の滞在(松任谷國子 著・画)- 新書館フォアレディース81 ベルギー・愛の滞在(松任谷國子 著・画)- 新書館フォアレディース81 ¥2,200
  • 舌出し天使(夏木洋子 著、斎藤亢 写真)- 新書館フォアレディース32 舌出し天使(夏木洋子 著、斎藤亢 写真)- 新書館フォアレディース32 ¥2,800

ショップの評価