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福間健二詩集 - 現代詩文庫156

福間健二詩集 - 現代詩文庫156
今日の代表的詩人を網羅し、既刊詩集、未完詩篇、詩論、エッセイ、第三者による作品論・詩人論を収録した、思潮社・現代詩文庫より。

──福間健二の詩を初期の頃から現在に至るまで通読して、読み終えたところで感動があった。自らの存在を言葉によって実現しようとする強い意志の持続と、その過程を、詩として書かれた相当の量の言葉を読むことによって実現できたからである。(「生命自体の解放へ向かう虚構」鈴木志郎康より)
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きみはえびの姿勢のままで
だれかと入れかわり、またもとに戻り
そのたびにきみのからだはいい匂いがする
いい気持ちだけど、さびしいよ
青い闇なのに
だれも青いことに気づかない

(「急にたどりついてしまう」より)
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◎Contents
▶︎〈詩篇1969〜1971〉から
 冬の戒律Ⅱ
 初恋Ⅶ
 きみたちの春
 鬼になるまでⅡ
▶︎詩集〈最後の授業/カントリー・ライフ〉から
 朝の砂漠
 拒否
 未成年
 最後の授業
 ラブ・ソング
 カントリー・ライフ
 死の村
 ジャンキー
 大学の裏
 ブーム・タウン
 暑い日
 しずかな鏡のまえで
 きらいな音楽
 水色の蛇の夢
 あやまち
 70年代をこうやって
▶︎詩集〈急にたどりついてしまう〉全篇
 トラブル
 むこうみず
 背中
 なぜ会えない?
 意気地なし
 光る斧
 恐れる者
 涙にうるんだ目
 泥
 かわいそうな二人
 相棒
 山にちかづいているのだ
 神秘的なサービス
 しるし
 もうすこし
 たのしい夢
 祖父のした旅
 急にたどりついてしまう
 スーパーマーケット
 すでに十月
▶︎詩集〈結婚入門〉から
 最新型のきみ
 めまい
 このぼくの手がめくる「死」に
 スイッチ
 まだしばらくは
 理由はそれだけではないが
 結婚入門'89
 少女
 達人
 竜のごちそう
 八〇年代の花嫁
 旅の宿題
▶︎詩集〈地下帝国の死刑室〉から
 週替わりの部品交換
 名前がわかっても
 きみの待っている人はいない
 異常体質の客
▶︎〈詩篇1989〜1991〉から
 地上のぬくもり
 箱
 スランプ
 私は悲しまない
 なっちゃんの町
 目をさましてからも
 マドンナ
エッセイ
 「ラブ・ミー・テンダー」を歌いたい
 マニアの条件
 キッチンの宇宙
 ハッピーエンドの向こう側
 アップ・トゥ・ナウ
詩人論・作品論
 オネスティという孤独(瀬尾育生)
 生命自体の解放へ向かう虚構(鈴木志郎康)
 「この町」で(新井豊美)

ソフトカバー ビニールカバー 帯あり
□publisher:思潮社
□date of issue:1999年 初版
□size:19x12.5cm
□page:160
□condition:経年なり・普通 表紙開き癖折れ目

» 詩歌・その他
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