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きもの(幸田文 著)

きもの(幸田文 著)
☆2025.1.25 再掲
明治時代の終りに東京の下町に生まれたるつ子は、あくまできものの着心地にこだわる利かん気の少女。よき相談相手の祖母に助けられ、たしなみや人付き合いの心得といった暮らしの中のきまりを、〝着る〟ということから学んでいく。
現実的に生活に即した祖母の知恵は、関東大震災に遭っていよいよ重みを増す。大正期の女の半生をきものに寄せて描いた自伝的作品。(カバー裏紹介文より)

昭和40年から3年間にわたって雑誌『新潮』に掲載された著者最後の長編小説。昭和48年に刊行された『闘』とほぼ同じ時期に書かれたが、約30年を経て、没後の平成5年に初めて単行本化された。
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おばあさんはしきりに、からだで覚えなさい、といった。踵にさわる感じで、着丈のちょうどよさがわかる。ふくらはぎへ纏いつく感じをおぼえれば、裾のしまり具合がわかる。腰の何処へ紐をわたせば、きりりと軽快に感じるか。どんな強さにしめればいいか。みんなからだで覚えてしまえ、という。
「からだにぴたりとしたのが好きな人もいれば、ざくざくに着るのが好みだ、という人もいるし、気持のよしわるしは、自分でしかわからないものなんだからね。」

(「本文」より)
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ソフトカバー ダストカバー
□publisher:新潮文庫
□date of issue:1996年初版
□size:15x10.5cm
□page:368
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
上端少シワ

» 小説
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