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おとうと(幸田文 著)

おとうと(幸田文 著)
☆2025.1.24 再掲
不良少年と呼ばれて若くして亡くなった実弟・成豊への深い愛惜をこめた、自伝的長編小説。

姉は「げん」、弟は「碧郎」と名前は変えられているが、仕事ひとすじの作家の父、冷たい継母との不仲など、「幸田家」の家庭内の人間模様をなぞらえていて書かれている。

1960年に市川崑監督によって映画化され、キネマ旬報ベストテンの第1位に選ばれている。
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「きのうあんた橋のところでふりかえって笑ったわね、あれどういうわけなの、機嫌がなおった知らせなの?」
弟はちょっとてれた様子で云う。
「そうじゃないよ。ねえさんがかわいそうだったんだよ。」
「なぜ?」
「なぜって、とぼとぼしてるみたいだったからさ。」
「あら、あたしとぼとぼしていた?」
「うん、そう思ったんだけど、後ろ向いてみたら汽車みたいにごおって云ってた。」
ちょこざいなことを云う碧郎である。

(本文より)
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ソフトカバー ダストカバー
□publisher:新潮文庫
□date of issue:1986年36刷(1968年初版)
□size:15x10.5cm
□page:223
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み
三方薄ヤケ 小口点茶シミ

» 小説
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