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夢の始末書(村松友視 著)
中央公論社の文芸誌『海』の編集者として、武田泰淳、武田百合子、幸田文、色川武大、野坂昭如、唐十郎、吉行淳之介らとともに過ごした日々をたどり、夢の行方をたしかめる。
18年以上におよぶ「非日常の時間」にあざやかな彩色をほどこした、自伝的長編小説。
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武田百合子に小説を書かせたい……これは、広川武大と私が共通に抱いている希望だった。
だが、武田泰淳という作家の妻であった武田百合子は、小説という世界が並大抵のものではないことを、肌身で知っていたから、小説には一種の畏れのようなものを感じている。
その頑固なばかりの感覚の壁を打ち破り、小説を書かせようという色川武大と私の目論見は、容易には実現しないロマンだ。そこで私たちは「武田百合子に小説を書かせる会」というのを、二人で結成した。
(「本文」より)
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絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:角川文庫
□date of issue:1990年 初版
□size:14.8x10.4cm
□page:343
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
18年以上におよぶ「非日常の時間」にあざやかな彩色をほどこした、自伝的長編小説。
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武田百合子に小説を書かせたい……これは、広川武大と私が共通に抱いている希望だった。
だが、武田泰淳という作家の妻であった武田百合子は、小説という世界が並大抵のものではないことを、肌身で知っていたから、小説には一種の畏れのようなものを感じている。
その頑固なばかりの感覚の壁を打ち破り、小説を書かせようという色川武大と私の目論見は、容易には実現しないロマンだ。そこで私たちは「武田百合子に小説を書かせる会」というのを、二人で結成した。
(「本文」より)
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絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:角川文庫
□date of issue:1990年 初版
□size:14.8x10.4cm
□page:343
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
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