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殘夢三昧・日没閉門(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集

殘夢三昧・日没閉門(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集
百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。

阿房列車の旅や、芥川龍之介らとの交流を懐かしく思い返す回想あり、「冥途」を思わせる幻想的な掌篇あり……。生前最後の随筆文集『残夢三昧』『日没閉門』の2冊を合本した百鬼園随筆文集。

百閒は、本書収録の40編を置き土産として、昭和46年4月20日17時20分、81歳10カ月で人生の「日没閉門」を迎えることとなった。
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人の来るこそうれしけれ、の気持もあるが、これでもう机の前の仕事は一仕切りと思つたところへ、向うの勝手で時切らずやつて来られては堪らない。そこで門前に「日没閉門」の札を掛けた。有樂町の名札屋に注文し、瀬戸物に墨黒黒と焼き込んで貰つた。

 春夏秋冬日没閉門

(「日没閉門」より)
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◎Contents
▶︎殘夢三昧
 日本男児全学連
 天王寺の妖霊星
 見ゆる限りは
 アビシニア国女王
 殺さば殺せ
 山寺の和尚
 昼火事昼花火昼行燈
 鹿ノミナラズ
 その一夜
 車窓の稲光り
 うつつにぞ見る
 ピールカマンチヤン
 フロツシュ教官
 楽天居主人
 牛カツ豚カツ豆腐
 物を貰ふ
 残夢三昧
 残夢三昧残録
 新残夢三昧
 舞台の幽霊─新続残夢三昧
 新涼談義─戸板康二君との対談
 歯は無用の長物─高橋義孝君との対談
▶︎日没閉門
 日没閉門
 目出度目出度の
 枝も栄えて
 葉が落ちる
 雨が降つたり
 二本松─劔かたばみ終話
 また出た月が
 阿房列車の車輪の音
 逆撫での阿房列車
 左り馬
 白日の夜襲
 第二十年御慶ノ會
 みよし野の
 藪を売る
 「ノラや」
 ノコりノコらず
 四靈會
 陸海軍隊萬萬歳
 猫が口を利いた

「殘夢三昧」「日没閉門」雑記
カバー:田村義也

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:旺文社文庫
□date of issue:1983年 初版
□size:15x11cm
□page:328
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み
カバー裏見返し折れ目
三方薄ヤケ 小口シミ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥900

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