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蕗谷虹児展 ー 抒情の旅人 図録

蕗谷虹児展 ー 抒情の旅人 図録
大正9年に雑誌『少女画報』で挿絵画家としてデビューし、ビアズリーにも通じる表現で、時代の寵児となった蕗谷虹児。その全画業をふりかえる展覧会の図録。

初期習作から、竹久夢二と人気を二分した全盛期、パリ留学時代、戦後のアニメ・絵本まで約400点の作品を集め、60年にわたって描き続けた美の軌跡を一冊に凝縮している。
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「海の極みまで」(吉屋信子)の挿絵を描いたことで、虹児の名は一躍有名になった。
「よし、虹児を中心にして、これまでにない少女雑誌をつくろう」
と考えたのが、宝文館の藤村耕一であった――と、元『令女界』編集長の花村奨は書いている。(略)
少女雑誌はいろいろあったが、女学校の高学年から、結婚までの女性を対象とした、若い女性向けの雑誌は他になかったので、『令女界』は創刊号から予想以上に歓迎された。
特に蕗谷虹児の表紙や、挿絵が受けた―とある。

(「『令女界』と虹児」より)
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◎Contents
ごあいさつ
蕗谷虹児の生涯(阿刀田高)
抒情画家としての虹児(尾崎秀樹)
パリの蕗谷虹児(海野弘)
魯迅と虹児詩画集との出会い ― 上海にて(藤井省三)
私の中の蕗谷虹児(辻村ジュサブロー)
ブリキの筒(蕗谷龍生)
▶︎図版
習作時代(明治31―大正8年)
虹児から虹児へ(大正8―10年)
時代の寵児となる(大正11―14年)
仏蘭西留学(大正14―昭和4年)
再び挿絵画家に(昭和4―12年)
時代は戦争へ(昭和12―20年)
戦後(山北時代)(昭和20―29年)
絵本の世界へ(昭和29―42年)
晩年(昭和42―54年)
[花嫁人形]
魯迅『蕗谷虹児画選』
年譜
出品リスト

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:朝日新聞社
□date of issue:1991年 初版
□size:28×22.5cm
□page:189
□condition:経年なり・普通 表紙スレヤケ汚れ傷み
背ヤケ褪色

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥2,200

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