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チポリーノの冒険(ジャンニ・ロダーリ 著、杉浦明平 訳)- 岩波少年文庫

チポリーノの冒険(ジャンニ・ロダーリ 著、杉浦明平 訳)- 岩波少年文庫
1974年から85年まで刊行された「ペーパーバック版」の岩波少年文庫より。

わがままなレモン大公が治める、野菜とくだものの国の物語。玉ねぎ一家の長男チポリーノが、無実の罪でつかまったお父さんチポローネを救い出そうと大活躍!イタリアを代表する児童文学作家、ジャンニ・ロダーリの代表作。

日本ではじめて紹介された翻訳書で、原作者がチポリーノになりかわって書いた、日本の子どもたちに向けたあいさつが掲載されている。(岩波少年文庫で現在刊行中の「チポリーノの冒険」は新訳版)
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歩け、歩け、どんどん歩けと、歩いて、とうとうぼくは日本に到着しました。日本にいるひとは、みんな日本人です。そして、火山が煙を噴きだしてうなっている一方で、サクラの花が咲きさかっています。
火山とかサクラとかいうものがどういうものであるか、ぼくは知っています。なぜかといえば、ぼくらのイタリアでも、火山はごうごううなってそびえ立っているし、木々は一生けんめいに花を咲かせるからです。

(「チポリーノが、日本の子どもさんたちにごあいさつ」より)
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◎Contents
チポリーノが、日本の子どもさんたちにごあいさつ
第1章 チポローネが、レモン大公の足をふみつけます。
第2章 トマト騎士が、チポリーノのために、生まれてはじめて泣かされます。
第3章 ムカデは、むすこたちを靴屋へ連れてきたが、やっかいなことになります。
第4章 チポリーノは、のどのかわいた番犬マスチーノをいっぱいくわせます。
第5章 コケモモさんは、泥棒よけの鈴をこしらえます。
第6章 いつもおなかをすかせているオレンジ男爵と、戸棚からとびおりるぞとおどかすミカン小公爵のこと。
第7章 サクラン坊やは、アメリカニンジン先生のいましめをまもりません。
第8章 クリ博士が、城から追いだされます。
第9章 ネズミ大将が、やむをえず退却するまでの話。
第10章 モグラが、牢屋から牢屋へ旅行した話。
第11章 トマト騎士が、くつしたをはいたまま寝る話。
第12章 ニラ山ニラ吉どんは、ごうもんにかけられて笑います。
第13章 エンドウ豆弁護士が、思いがけないことで、トマト騎士の命を助けます。
第14章 エンドウ豆弁護士が、絞首台にのぼります。
第15章 まえの章の説明。
第16章 ニンジン探偵と犬のおとも屋の冒険。
第17章 チポリーノは、感激しやすいクマと仲よしになります。
第18章 告げ口屋のアザラシ。
第19章 すてきな汽車の旅。
第20章 ミカン小公爵と黄色のびん。
第21章 ニンジン探偵が、臨時軍事顧問に任命されます。
第22章 オレンジ男爵は、そうするつもりもなく、将軍二十人をおしつぶしてしまいます。
第23章 チポリーノは、クモの郵便配達夫と知りあいになります。
第24章 チポリーノは、希望をすっかりなくします。
第25章 ビッコのクモとナナツハンの冒険。
第26章 算数を知らないくずレモン兵の話。
第27章 レモン大公が、ブレーキつきの馬車で競争します。
第28章 トマト騎士が、悪いお天気に税金をかけます。
第29章 けっしておしまいにならないあらし。
エピローグ トマト騎士が、二度泣かされます。
三人のうた(S・マルシャーク)
あとがき

挿絵:B・スチェエーヴァ

絶版または版元品切れ(2010年 新訳版刊行)
ソフトカバー
□publisher:岩波少年文庫
□date of issue:1976年 16刷(1956年 初版)
□size:17.2x11.5cm
□page:373
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ
カバー裏折れ目 三方薄ヤケ 小口点茶シミ

» 小説
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