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化物屋敷 - 遊戯化される恐怖(橋爪紳也 著)- 中公新書1195

化物屋敷 - 遊戯化される恐怖(橋爪紳也 著)- 中公新書1195
☆2024.5.9 再掲
江戸時代から見世物小屋のひとつとして発達した「化物屋敷」の歴史をたどり、都市生活者が求めた「恐怖の楽しみ方」を探る建築文化論。モノクロ図版、多数収録。

著者・橋爪伸也は、2025年大阪万博の基本構想立案にも深く関わった、異色の建築史家。期間限定で取り壊されるゆえに、歴史の彼方に消え去り、学問的対象になりにくい「仮設建築物」の研究をライフワークとしている。
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本書は、消えゆく「お化け」たちへのレクイエムである。(略)
不可解なものに対する「恐怖」がいかに空間に表現され、「楽しみ」に転換されてきたかを、建築史・展示技術史の観点から述べてゆくことにしよう。

(第一章 消えゆく「お化け」たちへ より)
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◎Contents
▶︎第一章 消えゆく「お化け」たちへ
 節分のお化け
 厄除けの異装
 恋愛の風俗 ほか
  :
▶︎第二章 日本における「化物屋敷」観
 和風の化物屋敷
 洋風の化物屋敷
 建築物的風姿
  :
▶︎第三章 化物屋敷の誕生
 場面型と迷路型、化物屋敷の演出
 怪奇談の流行、「場面型」化物屋敷誕生の前提
 文芸のなかの怪異
  :
▶︎第四章 化物屋敷と都市の近代 百貨店・遊園地・博覧会
 都市娯楽の近代化
 新たな演出家たちの登場
 ランカイ屋の活躍
  :
▶︎第五章 化物屋敷の完成 国技館の納涼博覧会
 読売新聞社のイヴェント事業
 国技館
 イヴェントの既成概念を打ち破る
  :
▶︎第六章 化物屋敷の現在
 お化けたちの行方
 遊園地と化物屋敷
 「見せる」技術の革新
  :
▶︎第七章 化物屋敷の空間構成
 祭礼の仮設劇場
 仮設小屋の起源
 見世物小屋の現状
  :
▶︎第八章 遊戲化される恐怖をめぐって
 恐怖の風景
 不安を楽しむ装置
 スペクタクルとしての死
  :

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:中央公論社
□date of issue:1994年
□size:17.2x11cm
□page:190
□condition: 経年なり・良好
¥900 SOLD OUT

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