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舞踏に死す - ミュージカルの女王・高木徳子(吉武輝子 著、中林洋子 装幀、東逸子 装画)
高木徳子は、アメリカで旅芸人として9年間巡業し、1915年にトウシューズで踊る日本初のダンサーとして帝劇でデビュー。大正年間の一大ムーヴメントである「浅草オペラ」に火をつけ、彗星のごとく現れた「ミュージカルの女王」として一世を風靡した。
しかし、旧態依然とした興行の世界で、苛烈な扱いを受けて心身を病み、28歳という若さで死去。やがて世間から忘れ去れ、埋もれた存在となった。
本書は、70年代初め、美容室でたまたま手にした雑誌で、高木徳子のことを初めて知った著者が、その壮絶な人生に強く揺り動かされ、8年の歳月をかけて書きあげた力作評伝。
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病死とはいえ、わたしには、時代に圧殺されたに等しいものと思われてならなかったからである。
圧殺された者の無念さが、日を追うにしたがって、わたしの心の中にふくれ上がっていき、やがては鎮魂の意味もこめて、高木徳子の伝記を書こうと思い立つにいたったのである。
(「あとがき」より)
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◎Contents
序章 白鳥の歌
第一章 芸の途上者
第二章 「問題の女」の日々
第三章 脚光と闇のはざまで
第四章 修羅から飛翔
第五章 舞踏に死す
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:文藝春秋
□date of issue:1985年 初版
□size:19.4x13.8cm
□page:283
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ小口点茶シミ
» 評伝・ノンフィクション
https://narda.thebase.in/categories/1326666
しかし、旧態依然とした興行の世界で、苛烈な扱いを受けて心身を病み、28歳という若さで死去。やがて世間から忘れ去れ、埋もれた存在となった。
本書は、70年代初め、美容室でたまたま手にした雑誌で、高木徳子のことを初めて知った著者が、その壮絶な人生に強く揺り動かされ、8年の歳月をかけて書きあげた力作評伝。
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病死とはいえ、わたしには、時代に圧殺されたに等しいものと思われてならなかったからである。
圧殺された者の無念さが、日を追うにしたがって、わたしの心の中にふくれ上がっていき、やがては鎮魂の意味もこめて、高木徳子の伝記を書こうと思い立つにいたったのである。
(「あとがき」より)
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◎Contents
序章 白鳥の歌
第一章 芸の途上者
第二章 「問題の女」の日々
第三章 脚光と闇のはざまで
第四章 修羅から飛翔
第五章 舞踏に死す
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:文藝春秋
□date of issue:1985年 初版
□size:19.4x13.8cm
□page:283
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ小口点茶シミ
» 評伝・ノンフィクション
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