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人形の家(ルーマー・ゴッデン 著、瀬田貞二 訳、堀内誠一 挿画)- 岩波少年文庫
1974年から85年まで刊行された「ペーパーバック版」の岩波少年文庫より。
小さな木の人形「トチー」、せともの人形「プランタガネットさん」、セルロイド人形「ことりさん」、ビロード人形「りんごちゃん」、そしてモール人形の犬「かがり」。
あちこちから寄せ集められて「家族」となった人形たちは、あるとき素敵な「家」を与えられて大喜びするが、そのことによって思わぬ災いをまねくことに……。人形に託して描かれた、愛と喪失の物語。
カバー・挿画、堀内誠一。40冊以上の児童書を手がけた「挿絵作家」としての初期作品。
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トチーは、木の人形で、それも上等な木でできていたのです。トチーは時々、じぶんができたもとの、一本の木のことを考えてたのしむことがありました。(略)
「その木の一部分、ほんの一部分だけど、わたしの中にあるんだわ。」とトチーはいいました。「そうよ、わたしは、ちっちゃなその木なんだわ。」トチーはよくそう考えて、うれしくなったものでした。
(「本文」より)
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絶版または版元品切れ(新装版刊行中)
ソフトカバー
□publisher: 岩波少年文庫
□date of issue:1980年4刷(1978年 初版)
□size:17.3x11.2cm
□page:245
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
小さな木の人形「トチー」、せともの人形「プランタガネットさん」、セルロイド人形「ことりさん」、ビロード人形「りんごちゃん」、そしてモール人形の犬「かがり」。
あちこちから寄せ集められて「家族」となった人形たちは、あるとき素敵な「家」を与えられて大喜びするが、そのことによって思わぬ災いをまねくことに……。人形に託して描かれた、愛と喪失の物語。
カバー・挿画、堀内誠一。40冊以上の児童書を手がけた「挿絵作家」としての初期作品。
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トチーは、木の人形で、それも上等な木でできていたのです。トチーは時々、じぶんができたもとの、一本の木のことを考えてたのしむことがありました。(略)
「その木の一部分、ほんの一部分だけど、わたしの中にあるんだわ。」とトチーはいいました。「そうよ、わたしは、ちっちゃなその木なんだわ。」トチーはよくそう考えて、うれしくなったものでした。
(「本文」より)
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絶版または版元品切れ(新装版刊行中)
ソフトカバー
□publisher: 岩波少年文庫
□date of issue:1980年4刷(1978年 初版)
□size:17.3x11.2cm
□page:245
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ
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