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カレーライスの誕生(小菅桂子 著)

カレーライスの誕生(小菅桂子 著)
☆2024.2.2 再掲
近代黎明期の幕末日本に、インドからイギリス経由でもたらされたカレーが、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどの西洋野菜とともに受容され、国民食「カレーライス」へと変容していく歴史を精緻に跡づける出色の食文化史。

文久3(1863)年に開業した日本初の西洋料理店「自由亭」のカレー、「洋風どんぶりうちでも作れまっせ!」をキャッチフレーズに大阪の薬種問屋が発売した国産初のカレー粉など、興味深い話題を縦横に織り込み、モノクロ図版も多数掲載。

食文化研究家・小菅桂子が2002年に刊行した単行本の文庫化。
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阪急百貨店の阪急食堂の目玉は、25銭のカレーと50銭のランチであった。この時点でカレー人気は群を抜いていたと『株式会社阪急百貨店50年史』は記している。
いまからざっと70年も前に阪急食堂では一日一万三〇〇〇人もの人が、ハイカラ料理のライスカレーをパクついていた、これぞまさしく快挙といえよう。(本文より抜粋)
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◎Contents
プロローグ ― カレーはじめて物語
▶︎第1章 カレー美味の秘密
 1 スパイスに憑かれた人びと
 2 スパイスを愉しむ
▶︎第2章 カレー伝来の道
 1 多様な国=インド
 2 英国を風靡したカレー
▶︎第3章 カレー日本史事始
 1 食の文明開化
 2 お雇い外国人と西洋野菜
 3 カレー三種の神器 ※タマネギ、ジャガイモ、ニンジン
▶︎第4章 カレー繁盛記
 1 和洋折衷カレーのあれこれ
 2 即席カレー、カレー南蛮、カレーパン—カレー変奏曲
 3 明治の食卓
▶︎第5章 カレー二都物語
 1 本格インドカレーの誕生—中村屋カレー物語
 2 繁盛する阪急百貨店食堂
 3 カレー、日本を駆け巡る
▶︎第6章 カレーの戦後史
 1 貧困からの出発
 2 レトルトカレーが誕生したとき
 3 カレーの現代史
▶︎エピローグ 日本人の知恵とカレー

ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:講談社学術文庫
□date of issue:2013年 3刷(2013年 初版)
□size:14.8x10.5cm
□page:242
□condition:経年なり・良好

» 評伝・ノンフィクション
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