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にっぽん洋食物語(小菅桂子 著、大竹雄介 装幀・挿画)
☆2024.2.1 再掲
牛鍋、カツレツ、コロッケ、ラムネなどの文明開化が生んだ味のルーツを探るエッセイ。さまざまな文献を渉猟するとともに、往時を記憶している生き証人たちの貴重な聞き書きもまじえて、西洋料理事始めの物語が綴られている。
著者・小菅桂子は、戦後まもなく毎日映画社に入社しTVドキュメント制作に携わったのち、昭和30年代にフリーライターとなり、食文化評論・料理研究の分野で活躍した。
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歌舞伎座の裏手にあってコロッケを揚げて六十年になる「チョウシ屋」のあるじ阿部清六さんは子供心にたべたカレーの思い出をこう語ってくれた。
「その頃は、国産のカレー粉がないから、私の母親なぞ、舶来のを大事そうに、使ってた。そして料理法も幼稚で、バターで材料の下ごしらえなぞせず、水煮の肉と野菜に、カレーとうどん粉を混じるに過ぎなかったから、大変、水っぽかった。それでも私たちは、スープ皿に山盛りのカレーライスを、二はい、或は三ばい食べ、水をガブガブ飲んだ。」
(第2話「辛味入汁掛飯〈カレーライス〉」より)
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◎Contents
第1話 西洋料理事始
第2話 辛味入汁掛飯〈カレーライス〉
第3話 珈琲
第4話 コロッケを推理する
第5話 牛肉のススメ
第6話 西洋礼式作法〈テーブルマナー〉
第7話 小さな店の片隅で
第8話 牛乳とアイスクリン
第9話 ジャパニーズ・ソース
第10話 汽車の中の料理屋
第11話 カツレツとトンカツ
第12話 和洋折衷料理
第13話 ラムネ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:新潮社
□date of issue:1983年 初版
□size:19.7x13.8cm
□page:242
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ
» 旅・料理
https://narda.thebase.in/categories/1326671
牛鍋、カツレツ、コロッケ、ラムネなどの文明開化が生んだ味のルーツを探るエッセイ。さまざまな文献を渉猟するとともに、往時を記憶している生き証人たちの貴重な聞き書きもまじえて、西洋料理事始めの物語が綴られている。
著者・小菅桂子は、戦後まもなく毎日映画社に入社しTVドキュメント制作に携わったのち、昭和30年代にフリーライターとなり、食文化評論・料理研究の分野で活躍した。
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歌舞伎座の裏手にあってコロッケを揚げて六十年になる「チョウシ屋」のあるじ阿部清六さんは子供心にたべたカレーの思い出をこう語ってくれた。
「その頃は、国産のカレー粉がないから、私の母親なぞ、舶来のを大事そうに、使ってた。そして料理法も幼稚で、バターで材料の下ごしらえなぞせず、水煮の肉と野菜に、カレーとうどん粉を混じるに過ぎなかったから、大変、水っぽかった。それでも私たちは、スープ皿に山盛りのカレーライスを、二はい、或は三ばい食べ、水をガブガブ飲んだ。」
(第2話「辛味入汁掛飯〈カレーライス〉」より)
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◎Contents
第1話 西洋料理事始
第2話 辛味入汁掛飯〈カレーライス〉
第3話 珈琲
第4話 コロッケを推理する
第5話 牛肉のススメ
第6話 西洋礼式作法〈テーブルマナー〉
第7話 小さな店の片隅で
第8話 牛乳とアイスクリン
第9話 ジャパニーズ・ソース
第10話 汽車の中の料理屋
第11話 カツレツとトンカツ
第12話 和洋折衷料理
第13話 ラムネ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:新潮社
□date of issue:1983年 初版
□size:19.7x13.8cm
□page:242
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ
» 旅・料理
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