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滝山コミューン一九七四(原武史 著)

滝山コミューン一九七四(原武史 著)
☆2024.1.25 再掲
本書の舞台は、筆者が子ども時代を過ごした、1970年代前半の東京都下「滝山団地」にできた新造の小学校。

全共闘運動を経験した若い意欲的な教師がクラス担任となり、「みんな平等」という教育を徹底した結果、生徒の自由は抑圧され、教室は「全体主義」の様相を呈していく……。

著者は、「滝山団地」の中にかたちづくられたその特異な共同体を「滝山コミューン」と名づけ、記憶の糸をたぐり、綿密な取材を重ねて、矛盾と欺瞞に満ちた事実を明らかにしていく。

第30回(2008年) 講談社ノンフィクション賞受賞作。
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なぜ、あのようなコミューンが東京郊外のこの団地に生まれたのか。いま、コミューンを打ち立てた同級生や先生はどうしているのだろうか ―― 2004年9九月、私は久しぶりに七小の校舎を見つめながら、しばらくそんなことを考えていた。
もはや猶予は許されない。歴史の生き証人がまだ健在でおられるうちに、戦後思想史の一段面として、ここで何が起こったのかを、テキストはもとより彼らへのインタビューも交えつつ書き留めなければならないという思いがしきりに去来した。

(「序」より)
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◎Contents

改革
「水道方式」と「学級集団づくり」
二つの自己
代表児童委員会
「P」と「T」の連合
6年になる
自由学園・多摩全生園・氷川神社
林間学校前夜
林間学校
追求
コミューンの崩壊

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:講談社
□date of issue:2007年
□size:19.2x13.6cm
□page:294
□condition:経年なり・良好 カバースレ

» 評伝・ノンフィクション
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