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梅桃が実るとき(吉行あぐり 著、堀文子 カバー画)
1985年に刊行された、吉行あぐりの半生を綴る自伝の文庫版。1997年にNHKで放映された連続テレビ小説『あぐり』の原作。
岡山の弁護士一家の四女として生まれ、十五歳でモダニズム詩人・吉元エイスケのもとへ嫁ぎ、日本の美容師の草分けとして活躍。多くの困難を乗り切り、淳之介・和子・理恵の兄妹を育てあげた稀有な女性の一代記。
村山知義による戦前のダダイスム建築の傑作「山の手美容院」の写真など、モノクロ図版を多数収録。
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お客様のなかには、皇族で朝鮮王家に嫁がれた李王妃様や皇后様のお妹君たち、鳩山一郎先生の薫子夫人、歌人の長谷川時雨さん、吉井勇さんの奥様、作家の佐田稲子さん、円地文子さん、真杉静枝さん、三宅艶子さん、オペラ歌手の三浦環さんなど、名のある方もずいぶんいらっしゃいました。
(「超モダンな建物で洋髪美容室を開店」より)
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◎Contents
第1章 生家の没落で十五歳の嫁入り
弁護士の父と新しがり屋の母
父と姉二人がスペイン風で急逝
相手も知らずに嫁入り
夫のエイスケは名だたる不良少年
女学校をやめ、母となる
第2章 十か月の淳之介を残し上京
姑にいわれて夫のもとへ
アメリカ帰りの山野千枝子女史に弟子入り
病床の枕元で歌をうたってくれた淳之介
超モダンな建物で洋髪美容院を開店
第3章 莫大な借金を残して夫は若死
浮気な夫とかわいげのない私
姑と和子は寝たきり
淳之介の中学受験の日に二・二六事件
夫の急死でわかった母の悲しみ
残ったものは借金と女の人
父親の死を知らされなかった淳之介と和子
第4章 戦中戦後を母子四人で切り抜ける
娘二人につらい思いをさせた戦争
兵隊には向かない淳之介
防空壕に入らず命びろい
和子と理恵を連れて山梨に疎開
大病後の私と新郎の淳之介たちが同居
再婚はしたが子どもとも吉行姓で
第5章 夫と二人、気ままな生活
七十八歳にして独りで美容室経営
子どもに世話をかけないように健康管理
それぞれに忙しい夫と私
第6章 私の子どもたち
思いやりの深い淳之介
宮城まり子さんは大変一途な人
「面白かった」と喜ぶ淳之介
はっきりものを言う和子
幼いときから書くことの好きな和子
和子の出る芝居は必ず二回観に行く
子どもの頃の理恵はがき大将
「ポストが枯れた」と泣いた理恵
理恵の相手は人間よりも猫
第7章 母に贈る言葉
和子から母へ
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:文春文庫
□date of issue:1998年 初版
□size:15x10.5cm
□page:213
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ 裏表紙ラベル剥がし跡 背ヤケ褪色
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
岡山の弁護士一家の四女として生まれ、十五歳でモダニズム詩人・吉元エイスケのもとへ嫁ぎ、日本の美容師の草分けとして活躍。多くの困難を乗り切り、淳之介・和子・理恵の兄妹を育てあげた稀有な女性の一代記。
村山知義による戦前のダダイスム建築の傑作「山の手美容院」の写真など、モノクロ図版を多数収録。
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お客様のなかには、皇族で朝鮮王家に嫁がれた李王妃様や皇后様のお妹君たち、鳩山一郎先生の薫子夫人、歌人の長谷川時雨さん、吉井勇さんの奥様、作家の佐田稲子さん、円地文子さん、真杉静枝さん、三宅艶子さん、オペラ歌手の三浦環さんなど、名のある方もずいぶんいらっしゃいました。
(「超モダンな建物で洋髪美容室を開店」より)
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◎Contents
第1章 生家の没落で十五歳の嫁入り
弁護士の父と新しがり屋の母
父と姉二人がスペイン風で急逝
相手も知らずに嫁入り
夫のエイスケは名だたる不良少年
女学校をやめ、母となる
第2章 十か月の淳之介を残し上京
姑にいわれて夫のもとへ
アメリカ帰りの山野千枝子女史に弟子入り
病床の枕元で歌をうたってくれた淳之介
超モダンな建物で洋髪美容院を開店
第3章 莫大な借金を残して夫は若死
浮気な夫とかわいげのない私
姑と和子は寝たきり
淳之介の中学受験の日に二・二六事件
夫の急死でわかった母の悲しみ
残ったものは借金と女の人
父親の死を知らされなかった淳之介と和子
第4章 戦中戦後を母子四人で切り抜ける
娘二人につらい思いをさせた戦争
兵隊には向かない淳之介
防空壕に入らず命びろい
和子と理恵を連れて山梨に疎開
大病後の私と新郎の淳之介たちが同居
再婚はしたが子どもとも吉行姓で
第5章 夫と二人、気ままな生活
七十八歳にして独りで美容室経営
子どもに世話をかけないように健康管理
それぞれに忙しい夫と私
第6章 私の子どもたち
思いやりの深い淳之介
宮城まり子さんは大変一途な人
「面白かった」と喜ぶ淳之介
はっきりものを言う和子
幼いときから書くことの好きな和子
和子の出る芝居は必ず二回観に行く
子どもの頃の理恵はがき大将
「ポストが枯れた」と泣いた理恵
理恵の相手は人間よりも猫
第7章 母に贈る言葉
和子から母へ
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:文春文庫
□date of issue:1998年 初版
□size:15x10.5cm
□page:213
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方ヤケ 裏表紙ラベル剥がし跡 背ヤケ褪色
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
