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どこまで演れば気がすむの(吉行和子 著、灘本唯人 カバー画)

どこまで演れば気がすむの(吉行和子 著、灘本唯人 カバー画)
1983年、吉行和子が47歳のときに初めて刊行した随筆集。本作で第32回日本エッセイストクラブ賞を受賞し、女優としてだけでなく、エッセイストとして広く知られるようになった。

演技者として、吉行家の長女として、そして一人の女性として。観客のような冷めた眼で自らの半生を眺めながら、その時々に感じたことを、飾り気のない言葉で率直に綴っていく。舞台写真、映画スチール、プライベート写真など、モノクロ図版多数収録。
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中学生のとき、生まれて初めて民芸の芝居を観て大感激をし、自分もその世界に入って何かやりたいと思い、それ以後は舞台を観ながら自分に出来る仕事を捜していた。カーテンをつるしたり、テーブルクロスを換えたりする仕事もあるなとか、ゆくゆくは衣裳を作ったりする人になりたいとか、夢は広がって行くのだが役者になりたいとは思わなかった。というよりなれるはずがないと信じていた。

(「「アンネの日記」の私」より)
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◎Contents
▶︎1
ジュースで酔っぱらう特技
普通の女に戻った三日間
本と私
料理講習会の報告
思い出の地・サンフランシスコ ほか
▶︎2
「アンネの日記」の私
居心地の悪さを求めて旅に出た
大成功のアメリカ公演
カンヌ映画祭
一人芝居「小間使の日記」 ほか
▶︎3
好きな男を大切にする
人生の共犯者
男は「線」で考える
村松友視さんという人
藤竜也賛 ほか
▶︎4
お兄さんのパジャマ
春は地獄の季節
三日見ぬ間の桜かな
美容院ぎらい
不思議と兄妹は他人ぶるものだ(吉行淳之介との対談) ほか
▶︎5
自立する女と呼ばれるはめになったわけ
一点ものの色気
短く生きたジャニス
おんなの嫉妬心
去りゆく時を見つめる ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:潮文庫
□date of issue:1986年 初版
□size:15x10.5cm
□page:263
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷みシミ
三方薄ヤケ 背ヤケ褪色

» 随筆・エッセイ
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¥900

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