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サルトル(ヴァルター・ビーメル著、岩波哲男 訳)- ロロロ・モノグラフィー叢書

サルトル(ヴァルター・ビーメル著、岩波哲男 訳)- ロロロ・モノグラフィー叢書
文学、哲学、芸術、宗教、政治において、新しい道を開拓した人間の生涯と思想を、作品、日記、手紙、写真などを通じて紹介する伝記シリーズ「ロロロ・モノグラフィー叢書」より。原著はドイツのローヴォルト社から1964年に刊行されている。

パリのブルジョワ知識人階級に生まれ育った幼少期からのポートレート、主著『存在と無』の手稿、戯曲『出口なし』『悪魔と神』などの舞台写真、盟友シモーヌ・ド・ボーヴォワールとの写真など、モノクロ図版を多数収録。

1964年にノーベル文学賞受賞を辞退する直前までの、世界的にもっとも強い影響を与えていた時期の実存主義者サルトルの活動を浮き彫りにしており、原著は「ロロロ・モノグラフィー叢書」中でも突出したベストセラーとなったという。
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サルトルの生涯に見られる特徴は、書かれた言葉を通して活躍しようとする意欲である。この意欲はきわめて若いときから始まっている。八歳の少年サルトルが、真にインスピレーションを受けてすでに「小説」を、すなわち、彼の手に入れることのできた冒険小説の資料に基づいて物語を書いたと報じられている。(略)
しかし、この願いが決して子供の気まぐれにとどまらなくて、かえって根本的「決断」であり、彼の全生涯を決定する自己の実存の選択であるということが普通と違う点である。

(「伝記的序文」より)
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◎Contents
伝記的序文
参加する文学とは何を意味するか?
自由の炸裂『蝿』
まなざし
自由の凝固『出口なし』
不誠実
『自由への道』
 I「分別ざかり」
 II「猶予」
 Ⅲ「魂の中の死」
不自由の中の自由『墓場なき死者』
不遜と謙遜『悪魔と神』
自由と選択
自由と事実性 状況
自由と責任
論争家としてのサルトル「現代」誌
サルトルとマルクス主義
結論
年譜
証言
訳注
文献
訳者あとがき

絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:理想社
□date of issue:1967年 初版
□size: 17.8x12.4cm
□page:229
□condition: 経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方薄ヤケ シミ 小口点茶シミ 折れ目

» 評伝・ノンフィクション
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