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季刊銀花 8号「特集:日本の菓子 / 魯山人の芸術 / 漱石の本」

季刊銀花 8号「特集:日本の菓子 / 魯山人の芸術 / 漱石の本」
『銀花』は、1967年に『ミセス』から派生した文化誌として創刊。1970年に杉浦康平のアートディレクションによって新創刊し、2010年まで刊行された。

毎回、2〜3つの「特集」を深く掘り下げ、ダブル表紙の緻密なアートワークでイメージ化を図っていた。

特集① 日本の菓子:
神仏へ奉る祈りの菓子、庶民の願いがこめられた疱瘡見舞の落雁、歴史の重みを感じさせる御所の菓子、四季おりおりの茶の主菓子・干菓子、繊細な技を駆使した飾り菓子など。

特集② 魯山人の芸術:
あっと驚く陶器を作り、習わずして真の字を書き、酒に酔いながら人を酔わせる絵を描き、印章を彫り、美食に興じ、毒舌を吐き続ける。明治、大正、昭和を生きた「万能の異才」の作品と素顔。

特集③ 漱石の本:
橋口五葉、津田青楓らによって装幀された夏目漱石の初版本の美しさを、表紙と箱、扉、挿絵、見返し、印譜などの細部にわたって吟味。
また、小津映画の衣装を担当した浦野理一が、漱石初版本の表紙をイメージして、染色作品として写し取っている。
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魯山人は気むずかしい奴だと思っている人がいる。変人だという人もある。わがままな人だと思っている方もある。どれ一つとして、私を誉めた言葉はない。だが、あいつはずるい奴だとか、いやしい奴だとかいわれないだけありがたいと思う。

(「魯山人語録」より)
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◎Contents
特集① 日本の菓子
 和菓子三昧
 加賀のお国菓子
 古都金沢に菓子ありて
特集② 魯山人の芸術
 魯山人肖像記
 魯山人語録
特集③ 漱石の本
 染織 草合(浦野理一)
 明治本讃歌(峯村幸造)
尾崎屋謹製―わが家の梅干―(尾崎一雄)
うるしやの蕎麦(小島政二郎)
火のおどり(一色次郎)
版画家クリフトン・カーフ氏の生活と意見(宮下登喜雄)
新益子紀行
人間の手ってすばらしい!
書物雑記
本の豆事典
奥美濃のお神酒徳利
小さい旅■祭り囃子に誘われて(川越好日)
鶴岡の姉様人形
銀花萌芽帖
道楽散歩■京の古本屋さん
私書箱・読者三十言集
季刊「銀花」季刊内容の紹介
むだ書き

絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:文化出版局
□date of issue:1971年
□size:25.8x18.2cm
□page:206
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み
背剥がれテープ補修 三方薄ヤケ 経年シミ 綴じ割れ(写真3枚目)

» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
¥1,000 SOLD OUT

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