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装丁ノート 製本工房から(栃折久美子 著)

装丁ノート 製本工房から(栃折久美子 著)
栃折久美子は、出版社勤務を経て、1960年代からフリーの装幀家として活躍。1972年にはベルギーに留学して伝統的な手かがり製本「ルリユール」を学び、のちに国際製本家協会よりマイスターの称号を受けた。

1978年に刊行されたエッセイ集『製本工房から』の製本に直接関わりのない文章を割愛し、1987年に刊行された『装丁ノート』の内容を加えて文庫化。

製本とは何か、装丁とは何か、造本とは何か……長年にわたって「本」という存在と向き合ってきた著者の体験と思いの丈が、熱量を持った言葉で綴られている。
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あなたは何者ですかと聞かれたときに、わたしに答えることのできるどんな言葉があるだろう。私は言葉の代りに、百五十冊の本を並べなければならない。(略)
どの一冊を取り上げてみても、それが目に見えないものから、目に見えるものに形を変えるときに、私の中を通過していった。(略)
それが通過して行く時の痛みに似た感覚を、私は忘れることができない。

(「装丁という仕事」より)
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◎Contents
製本工房から
 装丁という仕事
 美しい書物
 アトリエの周辺
装丁ノート
 本のいのち
 五百年後の友に
 装丁ノート
 一九八六年 ― あとがきにかえて
 装丁ノート追加

解説:串田孫一
カバー:和田誠

ソフトカバー ダストカバー
□publisher:集英社文庫
□date of issue:1991年 初版
□size:15x10.5cm
□page:316
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ
小口点茶シミ

» 随筆・エッセイ
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