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エロティシズム(ジョルジュ・バタイユ 著、澁澤龍彦 訳)

エロティシズム(ジョルジュ・バタイユ 著、澁澤龍彦 訳)
澁澤龍彦が三年の月日を費やして訳出し、1973年に刊行されたバタイユ晩年の主著(原著1957年刊)。エロスと死の深淵にさまよう、バタイユ思想の核心が論じられている。モノクロ図版、多数収録。

サドの磁力に引き寄せられ、バタイユに接近した澁澤龍彦にとって特別な意味をもつ訳業であり、あとがきに「それにしても、バタイユの『エロティシズム』を私の訳文で三島由紀夫氏に読んでもらいたかった。これがなにより残念である」と記されている。

ジョルジュ・バタイユ著作集全15巻の第7巻。
装幀、村上芳正。
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人間精神は、最も驚くべき禁止命令にさらされている。たえず自分自身を怖れている。自分自身のエロティックな運動によって脅かされているのである。聖女は怖ろしげに遊蕩児から顔をそむける。彼女は遊蕩児の恥ずべき情念と、彼女自身の情念とが同一のものであることを知らないのである。

(「まえがき」より)
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◎Contents
まえがき
序論
第1部 禁止と違犯
 第1章 内的体験におけるエロティシズム
 第2章 死と結びついた禁止
 第3章 生殖と結びついた禁止
 第4章 生殖と死との類縁
 第5章 違犯
 第6章 殺人、狩猟および戦争
 第7章 殺害と犠牲
 第8章 宗教的犠牲からエロティシズムへ
 第9章 性的充血と死
 第10章 結婚と躁宴における違犯
 第11章 キリスト教
 第12章 欲望の対象、売淫
 第13章 美
第2部 エロティシズムについての諸研究
 第1論 キンゼイ、泥棒仲間および労働
 第2論 サドの至上者
 第3論 サドの正常人
 第4論 近親相姦の謎
 第5論 神秘家と肉欲
 第6論 聖性、エロティシズムおよび孤独
 第7論 『マダム・エドワルダ』序文
 結論
訳者あとがき

絶版または版元品切れ
ハードカバー ビニールカバー 函
□publisher:二見書房
□date of issue:1983年 12版(1973年 初版)
□size:19.8x14.5cm
□page:409
□condition:経年なり・普通 函ヤケスレ汚れ傷み小切れ
三方ヤケ

» 随筆・エッセイ
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