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宝塚スター その演技と美学(上田善次 著)

宝塚スター その演技と美学(上田善次 著)
1974年、宝塚歌劇60周年を記念して出版された単行本。著者は、昭和24年から長きにわたって宝塚歌劇を担当した芸能ジャーナリスト。

1974年8月に「ベルばら」がブレイクする直前の刊行で、大人のファン層を中心に妖しい魅力をふりまいていた、古き良きタカラヅカの薫りが濃厚に漂う一冊。

表紙を飾るのは1962年に雪組トップスターに就任して以来、14年間にわたって主役を座を守り続けた、スータンこと真帆志ぶき。

鳳蘭、安奈淳、汀夏子、榛名由梨ら、この直後に「ベルばら」ブームを牽引することになるスターたちも勢揃いしている。
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『ノバ・ボサ・ノバ』(46年6月、宝塚歌劇初演)の第17場「ボアノーイチ・カルナバル」で、女装で歌う真帆志ぶきの長い爪に銀色のマニキュアをしたその指は、軟体動物のようにもだえるかと思うと、魔法使いの老婆のように妖しく襲いかかり、インド舞踊のように優美に話しかける。

(「舞台にいのちを賭ける 真帆志ぶき」)
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◎Contents
表紙:
口絵 カラー舞台写真(16ページ)
 ノバ・ボサ・ノバ(1971年6月)真帆志ぶき
 花は散る散る(1971年4月)春日野八千代
 我が愛は山の彼方に(1971年9月)鳳蘭、大原ますみ ほか
第1章 タカラヅカ 芸・こころ・テクニック
 男役とは / 清く美しく / 楽屋入り
 マイクロフォン / 横隔膜 / 「ぬ」と「わ」
 声と蜂蜜 / ヒロイン / 照明と残響
 原作を読む / 似ている / 脇役の役目
 邦舞 / モダン・バレエ / モダン・ダンス
 心と性根 / 舞い・踊り・振り / 間
 踊りの流れ / ダンス・コンビ
 大階段 / 足袋と文数 / 郷土芸能
 衣装の美学 / 二枚目の色 /
 歩く / 走る / 娘役の動作 ほか
第2章 スターと語る
 春日野八千代
 真帆志ぶき
 甲にしき
 古城都
 郷ちぐさ
 鳳蘭
 汀夏子
 安奈淳
 初風諄
 大原ますみ
 大滝子
 榛名由梨
 瀬戸内美八
 松あきら
第3章 二枚目の美学
〈幕間〉
宝塚の運動会、群舞・群衆場面、サヨナラ公演 ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:読売新聞社
□date of issue:1974年 3刷(1974年 初版)
□size:21x14.7cm
□page:270
□condition:経年なり・可 カバーヤケスレ汚れ傷み剥がれ
背少破れ 経年シミ 三方薄ヤケ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥1,800 SOLD OUT

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