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気まぐれ美術館(洲之内徹 著、松本竣介 装画)

気まぐれ美術館(洲之内徹 著、松本竣介 装画)
銀座「現代画廊」の主人として、数多くの画家を見出した著者による美術随想。小林秀雄、白洲正子らに称揚された審美眼をもって、絵に秘められた人間の諸相、人生の機微を深く見つめる。

165回続いた『芸術新潮』での連載の第1回から33回までを収録。
巻末に、1987年に著者が逝去した際に『芸術新潮』に寄せられた、白州正子の追悼文が掲載されている。
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洲之内さんが悪いと聞いた日から、私は「気まぐれ美術館」を読みつづけていた。私なんかがお見舞に行っても邪魔になるだけだし、せめてそうすることによって気を紛らわしたいと思ったからである。そして、亡くなった後もそれはつづいた。
追悼文の依頼をうけてからは、必要上からも読みつづけたが、読めば読むほど面白くて止められない。しまいには原稿を書くのがいやになって、いまだに読みふけっている始末である。この魅力はいったいどこから来るのだろう。

(さらば「気まぐれ美術館」白州正子 より)
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◎Contents
横雲橋の上の雲
エノケンさんにあげようと思った絵
雲の降る街
四畳半のみ仏たち
井上肇氏の「軍服」で考える
吉岡憲「笛吹き」の顛末
正体不明
まぼろしの名作二件
土井虎賀壽 ー 素描と放浪と狂気と
杉本鷹の日記手帖から
山荘記
続 山荘記
続 続 山荘記
絵を洗う
靉光の死を見届けた人
短い鉛筆
小田原と真鶴の間
ある青春伝説
蛇と鳩
大江山遠望
松本竣介の風景(一)
松本竣介の風景(二)
松本竣介の風景(三)
松本竣介の風景(四)
京都
美しきもの見し人は
コモちゃんの食卓
桜について
深川東大町
続 深川東大町
小野幸吉と高間筆子
もうひとりの鮭の画家
くるきち物語
 あとがき、ということでなく

さらば「気まぐれ美術館」(白洲正子)

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:新潮文庫
□date of issue:1996年初版
□size:15x10.5cm
□page:467
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
目次ページ 綴じ割れ 小口経年シミ

» 随筆・エッセイ
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