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男の旅行カバン(くろすとしゆき 著)

男の旅行カバン(くろすとしゆき 著)
1961年にヴァンヂャケットに入社し、日本にアイビースタイルを定着させる立役者の一人となったくろすとしゆきが、トラッドの源流をたどる旅の記録や、服装への熱い思いを縦横に語るエッセイ集。

1980年に『クロス・アイ』として刊行された単行本を加筆・再編集した文庫版。文章のすみずみに、流行にながされない「スタイル」へのこだわりが感じられる。モノクロ写真、多数収録。
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一回の旅に一冊のノート。わたしのファイリング・キャビネットにはずいぶんノートがたまった。
古いノートを読み返し、思いつくまま書き始める。ノートの余白にちょこっと描いておいたいたずら書きが思わぬ役に立つ。例えばスコットランドのタータン・ショップのカンバン、アイスランドのホテルのラベルなどである。(略)
良い道具は美しい「カタチ」をしている。それは長い間の体験基に、改良に次ぐ改良によって完成された「カタチ」のはず。服装にもバランスとれ、見て美しく、しかも着やすい「カタチ」があってよい。それが良い服のはず。

(あとがき より)
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◎Contents
▶︎服装のノートブック
  ツイードは生き物だ。いつまでも生き続ける。
  ツイードの源流。ツイード・リバーの水は冷たかった。
  生き残るネクタイの条件とは何か。
  ホンモノのボタン・ダウンをもう誰も知らない。
  服はあなた自身のメッセージ。語りかけてこない服が多すぎる。
  ある夜の出来事。ピープルズ・ハイドロ・ホテルの事件。
  間違いだらけの礼服選び。
  流行という名の悪魔を追い出せ。
  クラン・タータンは誇りの紋章。
  ケント・オブ・ロンドンにクラフツマンシップの神髄を見た。ほか
▶︎旅のノートブック
  恐怖のイングリッシュ・ブレックファースト。
  バイキングの子孫たちはやさしい目をしていた。
  ニットはバイキングの発明だ。
  謎につつまれたアラン島は、大西洋の激浪に洗われた。
  フォンデュ・オ・フロナージュは缶詰にかぎる。
  ハードからソフトへ。今ラゲッジは大きく変わりつつある。ほか
▶︎趣味のノートブック
  軍服とスポーツ・ユニフォームは男を美しく見せる。
  ジ・オープンに見たジョンブルの誇りと気位。
  フェニックス・トーナメントに、ブレザー・ワールドを見る。
  クリケットはたしかに英国独自のスポーツだ。何回観てもいまだわからない。
  自転車はストリート・アスレチックの主役。
  見せられるフォーク。古いモノと新しいモノ。ほか

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:河出文庫
□date of issue:1985年初版
□size:15.4x10.6cm
□page:271
□condition:経年なり・良好 カバー上端ヨレ

» 随筆・エッセイ
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