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恋するドリア(寺山修司 著、永井泰子 画)- 千趣ミニブックス
「千趣ミニブックス」は、1974年から1976年まで、千趣会から毎月1冊ずつ頒布された、手のひらサイズの絵本シリーズ。装幀はすべて、のちに国際製本家協会よりマイスターの称号を受けた栃折久美子が手がけている。
『恋するドリア』は、ほの昏い抒情性をまとった寺山修司の詩篇と、洋画家・絵本作家の永井泰子の絵によって構成された詩画集。エピローグに寺山修司が作詞した「時には母のない子のように」の一節が引用されている。
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十七才
海を知らぬ少女の前に麦藁帽の
われは両手をひろげていたり
少女はぼくの「両手いっぱいの海」を、
まるで新鮮な果実でも想像するように、
目を輝かして見ていた。
この時が、他人に、海について語った
ぼくの最初の記憶であった。
(「海について」より)
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◎Contents
何にでも値段をつける古道具屋のおじさんの詩
ぼくのマリー
一ばんみじかい抒情詩
思い出の歴史
海について
猫
片目のジャックはお好き?
引き算
髪
天文学
海のアドリブ
子猫
けむり
エピローグ
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:千趣会
□date of issue:1974年
□size:129×130mm
□page:40
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 小破れ
★商品写真を撮影し直し、再アップしました
» ビジュアル文庫・豆本
https://narda.thebase.in/categories/1608301
『恋するドリア』は、ほの昏い抒情性をまとった寺山修司の詩篇と、洋画家・絵本作家の永井泰子の絵によって構成された詩画集。エピローグに寺山修司が作詞した「時には母のない子のように」の一節が引用されている。
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十七才
海を知らぬ少女の前に麦藁帽の
われは両手をひろげていたり
少女はぼくの「両手いっぱいの海」を、
まるで新鮮な果実でも想像するように、
目を輝かして見ていた。
この時が、他人に、海について語った
ぼくの最初の記憶であった。
(「海について」より)
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◎Contents
何にでも値段をつける古道具屋のおじさんの詩
ぼくのマリー
一ばんみじかい抒情詩
思い出の歴史
海について
猫
片目のジャックはお好き?
引き算
髪
天文学
海のアドリブ
子猫
けむり
エピローグ
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー
□publisher:千趣会
□date of issue:1974年
□size:129×130mm
□page:40
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み 小破れ
★商品写真を撮影し直し、再アップしました
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