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本当はひどかった昔の日本(大塚ひかり 著)
中学の頃から「三度の飯より古典が好き」だった著者が、『古事記』『万葉集』『源氏物語』『枕草子』『今昔物語集』などに記された「本当はひどかった昔の日本」の姿を紹介する。
読めば読むほど、現代に生まれてよかったとしみじみ思うとともに、昔の日本人のしたたかに生き抜く力に感心させられる。
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江戸時代の離婚率は今よりずっと高く、それ以前の時代には捨て子や育児放棄は枚挙にいとまがありませんでした。(略)
そうしたもろもろを知ると、昔の物語の多くが「結婚して子どももたくさん生まれました、めでたしめでたし」で終わるわけも分かってきます。
昔から、人が「家族」を持ち、維持することは生半可なことではなかったのです。それを知ることができただけでも、心が少し軽くなりました。
(「あとがき」より)
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◎Contents
第1章 捨て子、育児放棄満載の社会
第2章 昔もあったベビーカー的論争
第3章 虐待天国江戸時代
第4章 本当はもろかった昔の「家族」
第5章 マタハラと呼ぶにはあまりに残酷な「妊婦いじめ」
第6章 毒親だらけの近松もの
第7章 昔もあった介護地獄
第8章 昔もあったブラック企業
第9章 昔もいた? 角田美代子
第10章 いにしえのストーカー殺人に学ぶ傾向と対策
第11章 若者はいつだって残酷
第12章 心の病は近代文明病にあらず
第13章 動物虐待は日常茶飯事
第14章 究極の見た目社会だった平安中期
第15章 昔から、金の世の中
あとがき:幻想を捨てるとラクになる
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:新潮文庫
□date of issue:2016年 初版
□size:15x10.5cm
□page:268
□condition:経年なり・良好
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
読めば読むほど、現代に生まれてよかったとしみじみ思うとともに、昔の日本人のしたたかに生き抜く力に感心させられる。
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江戸時代の離婚率は今よりずっと高く、それ以前の時代には捨て子や育児放棄は枚挙にいとまがありませんでした。(略)
そうしたもろもろを知ると、昔の物語の多くが「結婚して子どももたくさん生まれました、めでたしめでたし」で終わるわけも分かってきます。
昔から、人が「家族」を持ち、維持することは生半可なことではなかったのです。それを知ることができただけでも、心が少し軽くなりました。
(「あとがき」より)
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◎Contents
第1章 捨て子、育児放棄満載の社会
第2章 昔もあったベビーカー的論争
第3章 虐待天国江戸時代
第4章 本当はもろかった昔の「家族」
第5章 マタハラと呼ぶにはあまりに残酷な「妊婦いじめ」
第6章 毒親だらけの近松もの
第7章 昔もあった介護地獄
第8章 昔もあったブラック企業
第9章 昔もいた? 角田美代子
第10章 いにしえのストーカー殺人に学ぶ傾向と対策
第11章 若者はいつだって残酷
第12章 心の病は近代文明病にあらず
第13章 動物虐待は日常茶飯事
第14章 究極の見た目社会だった平安中期
第15章 昔から、金の世の中
あとがき:幻想を捨てるとラクになる
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:新潮文庫
□date of issue:2016年 初版
□size:15x10.5cm
□page:268
□condition:経年なり・良好
» 随筆・エッセイ
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