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アート・トップ「特集: 夭折の画家 / 宇野亜喜良」1975年12月号 - 31号
1971年から2008年まで隔月で刊行されていた大判サイズの美術雑誌『ART TOP』より。
青木繁、佐伯祐三、古賀春江、三岸好太郎ら、「夭折の画家」たちの特集号。明治末期、大正期、昭和初期の画壇に閃光を放ち、若くしてこの世を去った洋画家、シュルレアリストたちの画業を、大判サイズを生かしたダイナミックな構成で紹介している。(表紙:古賀春江)
「宇野亜喜良 — 騾馬に乗る浮世絵師」も見応えがある。詩人・白石かずこ、安井かずみが、そのエロティシズムの根源についての興味深い考察を寄せている。
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宇野亜喜良の世界は遠くて近い、近くて、近くと思えて遠い世界である。その辺に宇野亜喜良の人気とミステリーがある。(略)
そう。彼は、このようにして遠い人なのだ。彼のセンチメンタリズム、さみしさ、あまりに人間的な甘いもの趣向、これらのために彼の厳粛にして遥かな、死者と生者があたかも水中や空中を泳ぎ飛ぶように、音もコトバもなく、実に平然と往き交う幽玄世界の神秘、おそろしいほどに、寡黙な美そのものの痙攣する透明な世界をおそれることすら、忘れるのだ。
(宇野亜喜良論「西欧の幽玄」白石かずこ より)
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◎Contents
▶︎特集:夭折の画家
夭折 — その青春群像(匠秀夫)
青木繁と浪漫主義(安西均)
佐伯祐三と前田寛治(原田実)
関根正二と村山槐多(真壁仁)
古賀春江と三岸好太郎(ヨシダ・ヨシエ)
暗い谷間の画家たち(朝日晃)
特集随筆 夭折考(奥野健男、油井正一、大原健士郎)
帰稿エッセイ 画家の死(洲之内徹、窪島誠一郎)
▶︎人気イラストレーターの世界
宇野亜喜良 — 騾馬に乗る浮世絵師
宇野亜喜良論(白石かずこ)
宇野さんのこと(安井かずみ)
▶︎中特集:現代日本の実力画家
反骨の人道画家 — 北川民次 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:芸術新聞社
□date of issue:1975年
□size:33.5x26cm
□page:128
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み折れ目
» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
青木繁、佐伯祐三、古賀春江、三岸好太郎ら、「夭折の画家」たちの特集号。明治末期、大正期、昭和初期の画壇に閃光を放ち、若くしてこの世を去った洋画家、シュルレアリストたちの画業を、大判サイズを生かしたダイナミックな構成で紹介している。(表紙:古賀春江)
「宇野亜喜良 — 騾馬に乗る浮世絵師」も見応えがある。詩人・白石かずこ、安井かずみが、そのエロティシズムの根源についての興味深い考察を寄せている。
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宇野亜喜良の世界は遠くて近い、近くて、近くと思えて遠い世界である。その辺に宇野亜喜良の人気とミステリーがある。(略)
そう。彼は、このようにして遠い人なのだ。彼のセンチメンタリズム、さみしさ、あまりに人間的な甘いもの趣向、これらのために彼の厳粛にして遥かな、死者と生者があたかも水中や空中を泳ぎ飛ぶように、音もコトバもなく、実に平然と往き交う幽玄世界の神秘、おそろしいほどに、寡黙な美そのものの痙攣する透明な世界をおそれることすら、忘れるのだ。
(宇野亜喜良論「西欧の幽玄」白石かずこ より)
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◎Contents
▶︎特集:夭折の画家
夭折 — その青春群像(匠秀夫)
青木繁と浪漫主義(安西均)
佐伯祐三と前田寛治(原田実)
関根正二と村山槐多(真壁仁)
古賀春江と三岸好太郎(ヨシダ・ヨシエ)
暗い谷間の画家たち(朝日晃)
特集随筆 夭折考(奥野健男、油井正一、大原健士郎)
帰稿エッセイ 画家の死(洲之内徹、窪島誠一郎)
▶︎人気イラストレーターの世界
宇野亜喜良 — 騾馬に乗る浮世絵師
宇野亜喜良論(白石かずこ)
宇野さんのこと(安井かずみ)
▶︎中特集:現代日本の実力画家
反骨の人道画家 — 北川民次 ほか
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:芸術新聞社
□date of issue:1975年
□size:33.5x26cm
□page:128
□condition:経年なり・普通 表紙ヤケスレ汚れ傷み折れ目
» デザイン・アート
https://narda.thebase.in/categories/1326657
