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物語近代日本女優史（戸板康二 著）
演劇評論家で直木賞作家の戸板康二による、明治・大正・昭和の演劇界で活躍した女優たちの評伝集。1978年〜79年に『婦人公論』に連載し、80年に中央公論社から刊行された単行本の文庫化。
日本最初の「女優」として欧米で喝采を浴びた川上貞奴、不倫関係にあった作家・島村抱月の後を追い命を絶った松井須磨子、ソビエトに亡命し「雪の樺太・恋の逃避行」とマスコミをにぎわせた岡田嘉子、杉村春子、浪花千栄子、山田五十鈴など、いずれおとらぬ個性的な女優たちの素顔を、熟達の筆で綴っている。
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岡田嘉子は昭和四十七年十一月に日本に帰って来た。十日の『朝日』と『毎日』にその手記が出て、署名は「岡田よし子」となっていた。（略）
老女とはいっても、往年の顔はそのままのこっていて、目鼻立ちが大きくて、華やかだから舞台に立つと、パーッと明るい雰囲気が生まれる。『銀座百点』『悲劇喜劇』の座談会で、直接話を聞く機会もあったが、話し方のうまさと、日本語の正しさは、みごとである。
それ以上に立派だと思うのは、苦難に耐えた三十数年の過去が、容姿に暗い影を見せない意志力の強さである。
（「岡田嘉子」より）
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◎Contents
川上貞奴
森律子／村田喜久子
松井須磨子
山川浦路／衣川孔雀／伊沢蘭奢
大正・話題の女優たち
花柳はるみ／久松貴世子
山本安英／田村秋子
水谷八重子
岡田嘉子
東山千栄子／村瀬幸子／岸輝子
杉村春子
夏川静江／高橋とよ／一の宮あつ子
浪花千栄子／望月優子
宝塚出身の人々
新劇女優の系譜
商業演劇の女優たち
山田五十鈴
女役者の系譜
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher：中公文庫
□date of issue：1983年 初版
□size：15x10.5cm
□page：360
□condition：経年なり・可 カバー汚れシミ
折れ目ズレ（背表紙の位置が横にズレています） 帯傷み
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
日本最初の「女優」として欧米で喝采を浴びた川上貞奴、不倫関係にあった作家・島村抱月の後を追い命を絶った松井須磨子、ソビエトに亡命し「雪の樺太・恋の逃避行」とマスコミをにぎわせた岡田嘉子、杉村春子、浪花千栄子、山田五十鈴など、いずれおとらぬ個性的な女優たちの素顔を、熟達の筆で綴っている。
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岡田嘉子は昭和四十七年十一月に日本に帰って来た。十日の『朝日』と『毎日』にその手記が出て、署名は「岡田よし子」となっていた。（略）
老女とはいっても、往年の顔はそのままのこっていて、目鼻立ちが大きくて、華やかだから舞台に立つと、パーッと明るい雰囲気が生まれる。『銀座百点』『悲劇喜劇』の座談会で、直接話を聞く機会もあったが、話し方のうまさと、日本語の正しさは、みごとである。
それ以上に立派だと思うのは、苦難に耐えた三十数年の過去が、容姿に暗い影を見せない意志力の強さである。
（「岡田嘉子」より）
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◎Contents
川上貞奴
森律子／村田喜久子
松井須磨子
山川浦路／衣川孔雀／伊沢蘭奢
大正・話題の女優たち
花柳はるみ／久松貴世子
山本安英／田村秋子
水谷八重子
岡田嘉子
東山千栄子／村瀬幸子／岸輝子
杉村春子
夏川静江／高橋とよ／一の宮あつ子
浪花千栄子／望月優子
宝塚出身の人々
新劇女優の系譜
商業演劇の女優たち
山田五十鈴
女役者の系譜
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher：中公文庫
□date of issue：1983年 初版
□size：15x10.5cm
□page：360
□condition：経年なり・可 カバー汚れシミ
折れ目ズレ（背表紙の位置が横にズレています） 帯傷み
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