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雑草のはなし - 見つけ方、たのしみ方(田中修 著)

雑草のはなし - 見つけ方、たのしみ方(田中修 著)
植物学に関する多くの書籍を手がけている著者が、「雑草」の生態に関する専門的な知見をかみくだいて、わかりやすく説明している新書本。巻頭にカラー写真130点が収録されており、「ミニ雑草図鑑」としても活用できる。

「日本タンポポを駆逐した犯人は?」「タケやササの花は、一生に一度しか見られないのか?」「ひっつき虫が生んだ、ふしぎな商品」など、気になる話題を満載。よく似た雑草の見分け方など、豊富な図版が収録されている。
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タンポポの在来種は、人間に都会から追い出されてしまったのだ。そのために、今では、在来種は、昔から生育し、まだ開発されていない郊外の畑の畔とか野原とか山のふもとなどにまとまって、仲間といっしょに生きている。セイヨウタンポポが在来種のタンポポを追い出したように見えるのは、人間が在来種の生息地を開発した結果がもたらした現象である。

(「日本タンポポを駆逐した犯人は?」より)
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◎Contents
第1章 春を彩る雑草たち
 タンポポ —— 日本タンポポを駆逐した犯人は?
 カラスノエンドウ —— 音を奏でる実
 オオイヌノフグリ —— たった二本しかないオシベの秘密
 ハルジオンとヒメジョオン
  —— ハルジオンのツボミは恥ずかしがり屋
第2章 初夏に映える緑の葉っぱ
 オオバコ —— オシベとメシベのすれ違い
 アオウキクサ —— 栄養不足で花が咲く
 スギナ —— ツクシが見られなくなる日
 スギゴケ —— コケにもオスとメスがある
 カタバミ —— もしも葉っぱが眠らなかったら
第3章 夏を賑わす雑草たち
 ツユクサ —— アオバナの活躍
 ネジバナ —— 悩ましい「左巻き」と「右巻き」
 ヘクソカズラ —— 気になる名前
 ツキミソウ —— ツキミソウの花は、月の出を待っているか
第4章 秋を魅せる花々と葉っぱ
 ヒガンバナ —— ヒガンバナはタネをつくらないのか?
 セイタカアワダチソウ —— 暴かれた秘密
 タケ —— タケの花は、一生に一度しかみられないのか
 ヒメクカシヨモギとオオアレチノギク —— 見分け方
第5章 秋の実りと冬の寒さの中で
 オナモミ —— 「ひっつき虫」が生んだ、ふしぎな商品
 イヌタデ —— 寒さがなければ発芽しないタネ
 スイバとギシギシ —— ロゼットとは? ほか

ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:中公新書
□date of issue:2007年 3刷(2007年 初版)
□size:17.5x10.5cm
□page:182
□condition:経年なり・普通 カバー汚れ 帯背折れ目

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥700

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