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唐長の京からかみ文様譜 - 京都書院アーツコレクション31

唐長の京からかみ文様譜 - 京都書院アーツコレクション31
唐紙とは、唐の時代に中国から伝来した美術紙の総称。そのなかでも特に、版木に雲母や具(顔料に胡粉などを混ぜたもの)をのせ和紙に文様をうつした「紋唐紙」が「からかみ」と呼ばれるようになり、平安時代中期以降、国産品が多く作られるようになった。

本書は、京都で唯一「からかみ」を作り続けている「唐長」(からちょう)が江戸時代から受け継いできた六百数十種の版木から、名品の数々を紹介。洗練された図柄と、雲母や胡粉などがもたらす微妙な色彩感を堪能できる。

巻末に「唐長」十一代目当主による詳細な解説が付されている。
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京からかみの世界は、友禅などの染色の原点ともいえるような技法で、あくまでも単純技法である。逆にシンプルだからこそ、京の厳しい風土のなかで洗練され、広い空間を埋めるインテリアとして、書院造りや数寄屋建築にうまくマッチしてきたとも思われる。

(「唐長の京からかみ」(千田堅吉)より)
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◎Contents
植物文様
 大内桐 — 武家好み
 蝙蝠桐 — 茶方好み
 影日向大竹 — 寺社好み
 梅の丸 — 公家好み
 花筏 — 町家好み
風物万象
 青海波 — 町家好み
 細渦 — 茶方好み
 九曜紋散らし — 寺社好み
動物文様
 唐獅子 — 武家好み
 舞鶴 — 公家好み
 東大寺文様 — 町家好み
有職文様・幾何学文様
 輪宝文 — 町家好み
 遠州輪違 — 寺社好み
 宝尽し — 武家好み
唐長の京からかみ(千田堅吉)

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:京都書院
□date of issue:1997年 初版
□size:14.8x10.5cm
□page:255
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み
背 上端下端ヨレ汚れ傷み 薄ヤケ
※本体は全体的にきれいな状態です。

» 工芸・クラフト
https://narda.thebase.in/categories/1329267
¥900

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