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可否道(獅子文六 著、芹沢銈介 装幀)

可否道(獅子文六 著、芹沢銈介 装幀)
1962年〜63年に読売新聞で連載された長編小説の単行本。1969年に角川文庫に収められた際に「コーヒーと恋愛」と改題された。ユーモア小説の名手、獅子文六の軽妙洒脱な筆が冴える人気作。芹沢銈介の装幀が、モダンな味わいを添えている。

主人公は、テレビ黎明期の人気女優、坂井モエ子43歳。コーヒーを淹れるのがめっぽう上手く、コーヒー通の集団である「可否会」に所属している。

「可否会」は、道具や作法にこだわり、「コーヒー道」を極めんとする面々の集まりだが、モエ子はまったくの無手勝流。しかし、彼女の淹れるコーヒーは誰よりもおいしいのだった。

女丈夫のモエ子は、8歳下の甲斐性なしの舞台装置家ベンちゃんを養い、仲睦まじく暮らしていたが、ベンちゃんは、若い女優の元へと去ってしまう。悲嘆にくれるモエ子に、「可否会」会長との縁談がもちあがる。

しかし、会長が愛しているのは、自分のコーヒーの味にすぎないと気づき、怒り心頭に達したモエ子は ——。
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◎Contents
それもある
亡妻屋
テレビ病
同人会
今年の縁喜
稽古
朔風
多忙な日
生活革命
和敬清寂
たたり目
コーヒー夫婦
稽古場の結婚式
テレ牛異相
野火止め

おしまい

絶版または版元品切れ(2013年にちくま文庫版刊行)
ハードカバー 函
□publisher:新潮社
□date of issue:1963年 初版
□size:20x14cm
□page:227
□condition:経年なり・普通 函ヤケスレ汚れ傷み
本体表紙汚れ傷み 経年シミ

» 小説
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¥3,200 SOLD OUT

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