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わたしの献立日記(沢村貞子 著、安野光雅 カバー装幀)
女優・沢村貞子は、58歳の時にふと思い立ち、22年間にわたって献立日記を付け続けた。
無地の大学ノートを横四段に仕切って、毎晩、その日のお惣菜と日付を書いておく — 無機的なその献立表から、生涯を通じて大切にしてきた、ふだんの「食」のあり方が浮かび上がる。
30冊におよぶノートから、1冊目と30冊目を収録。併せて、滋味あふれるエッセイ15篇と、献立ひとくちメモ18点を掲載。
1988年に刊行された単行本の文庫化。カバー装幀、安野光雅。
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古い家に古い人間が永く住んでいると、いつの間にか、いろんなものがたまってゆく —— 派手になった着物、帯、いただきものの茶器、花瓶、タオル、手拭……隅の茶箱には干したぜんまい、ひじきと一緒に、糒(ほしい)の缶がはいっている —— 手製の非常食糧……残りご飯を焼いたものである。
(「移り変わり」より)
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◎Contents
献立日記・一冊目〈昭和41年4月〜42年2月〉
献立日記あれこれ
朝ごはん / 好き嫌い / 捨てる / 移り変わり …
献立ひとくちメモ
サラダの工夫 / お裾分け / お客様のいる食卓 …
献立日記・三十冊目〈昭和63年1月〜9月〉
季節の食卓 十二ヶ月〈献立日記より〉
絶版または版元品切れ(2012年に中公文庫新装版刊行)
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:新潮文庫
□date of issue:1997年 初版
□size:14.8x10.5cm
□page:231
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み
栞ひも欠け
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
無地の大学ノートを横四段に仕切って、毎晩、その日のお惣菜と日付を書いておく — 無機的なその献立表から、生涯を通じて大切にしてきた、ふだんの「食」のあり方が浮かび上がる。
30冊におよぶノートから、1冊目と30冊目を収録。併せて、滋味あふれるエッセイ15篇と、献立ひとくちメモ18点を掲載。
1988年に刊行された単行本の文庫化。カバー装幀、安野光雅。
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古い家に古い人間が永く住んでいると、いつの間にか、いろんなものがたまってゆく —— 派手になった着物、帯、いただきものの茶器、花瓶、タオル、手拭……隅の茶箱には干したぜんまい、ひじきと一緒に、糒(ほしい)の缶がはいっている —— 手製の非常食糧……残りご飯を焼いたものである。
(「移り変わり」より)
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◎Contents
献立日記・一冊目〈昭和41年4月〜42年2月〉
献立日記あれこれ
朝ごはん / 好き嫌い / 捨てる / 移り変わり …
献立ひとくちメモ
サラダの工夫 / お裾分け / お客様のいる食卓 …
献立日記・三十冊目〈昭和63年1月〜9月〉
季節の食卓 十二ヶ月〈献立日記より〉
絶版または版元品切れ(2012年に中公文庫新装版刊行)
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:新潮文庫
□date of issue:1997年 初版
□size:14.8x10.5cm
□page:231
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み
栞ひも欠け
» 随筆・エッセイ
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