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生活の随筆12「外遊」（兼高かおるほか 著・柳原良平 装幀）
柳原良平のスマートな装幀・カットに魅了される、随筆アンソロジー全12巻の第12巻。「外遊」をテーマとした名随筆が集められている。
兼高かおる「お嬢さん滞米記」は、1954年にロサンゼルス市立大学に留学した際の見聞を記したエッセイ。「水泳日本」の名誉にかけて会員制ホテルのプールで泳ぎまくったり、中古のポンコツ自動車を乗り回したり……旺盛な好奇心と行動力、対人力を発揮して、我がもの顔でアメリカ生活を楽しむ様を記している。
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「自動車なんか夜店で売ってるよ、しかも、最新型が五、六百ドルからあるんだ」
まさか、と私は黙ってとりあわなかった。
（略）
「本当だよ。ちょっと時代がかったものだと三十ドルとか五十ドルさ。フロント・グラスに大きく見切り品よろしく値段がなぐり書きしてあるんだ」
「へェ、二万たらずで自家用車かぁ……」
「そうさ、自家用車なんて、大ゲサな事をいうなよ。アメリカ人には、車はわれわれのゲタに相当するんだよ、ウン」
（「お嬢さん滞米記」兼高かおるより）
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◎Contents
南米横断一万キロ………………石原慎太郎
どくとるマンボウ航海記抄……北杜夫
長距離旅行者の生活と意見……小田実
じゃぱん紳士滞在記……………早川東三
巴里ひとりある記………………高峰秀子
お嬢さん滞米記…………………兼高かおる
絶版または版元品切れ
ソフトカバー 函
□publisher：筑摩書房
□date of issue：1962年 初版
□size：18.2x13cm
□page：382
□condition：経年なり・普通 函スレ汚れ傷み 背ヤケ褪色
P37汚れ（写真9枚目）
» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
兼高かおる「お嬢さん滞米記」は、1954年にロサンゼルス市立大学に留学した際の見聞を記したエッセイ。「水泳日本」の名誉にかけて会員制ホテルのプールで泳ぎまくったり、中古のポンコツ自動車を乗り回したり……旺盛な好奇心と行動力、対人力を発揮して、我がもの顔でアメリカ生活を楽しむ様を記している。
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「自動車なんか夜店で売ってるよ、しかも、最新型が五、六百ドルからあるんだ」
まさか、と私は黙ってとりあわなかった。
（略）
「本当だよ。ちょっと時代がかったものだと三十ドルとか五十ドルさ。フロント・グラスに大きく見切り品よろしく値段がなぐり書きしてあるんだ」
「へェ、二万たらずで自家用車かぁ……」
「そうさ、自家用車なんて、大ゲサな事をいうなよ。アメリカ人には、車はわれわれのゲタに相当するんだよ、ウン」
（「お嬢さん滞米記」兼高かおるより）
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◎Contents
南米横断一万キロ………………石原慎太郎
どくとるマンボウ航海記抄……北杜夫
長距離旅行者の生活と意見……小田実
じゃぱん紳士滞在記……………早川東三
巴里ひとりある記………………高峰秀子
お嬢さん滞米記…………………兼高かおる
絶版または版元品切れ
ソフトカバー 函
□publisher：筑摩書房
□date of issue：1962年 初版
□size：18.2x13cm
□page：382
□condition：経年なり・普通 函スレ汚れ傷み 背ヤケ褪色
P37汚れ（写真9枚目）
» 随筆・エッセイ
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