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ロッパの悲食記(古川緑波 著、長新太 装画)

ロッパの悲食記(古川緑波 著、長新太 装画)
「近頃は、専ら食うことに情熱を傾けている」と自筆略歴に記したほど、食べ物に執着したコメディアン古川‎ロッパが、最晩年に刊行した随筆集。

昭和19年の日記、16篇の随筆、そして昭和33年の日記の3部構成。特に圧巻なのが、戦争末期・昭和19年の日記で、戦況が日々悪化する中でも、つてを頼りに何とか「うまいもの」にありつこうと悪戦苦闘する様子が生々しく綴られている。

1959年刊行の『悲食記』を底本とし、83年に『ロッパの悲食記』と改題・復刊された単行本(六興出版)の文庫化。
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父の日記を読んでみると、やはり「食」に対する欲望の、もの凄さに今更ながら唖然とする。食べる量も凄い。食糧不足で割当て制度の時、書生を連れていって前に坐らせ、その人の分も全部食べてしまう個所などは、最早悲しくて涙も出ない。
(解説 古川‎清(ロッパの実子)より)
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◎Contents
Ⅰ 悲食記 昭和十九年の日記抄
Ⅱ 食談あれこれ
想い出 / 氷屋ぞめき / 清涼飲料 / 駄パンその他 / うどんのお化け / 下司味礼賛 / 食べたり君よ / 牛鍋からすき焼きへ / 甘話休題 / 色町洋食 / ああ東京は食い倒れ / 冨士屋ホテル / 神戸 / このたび大阪 / 八の字づくし / 浅草を食べる
Ⅲ 食日記 昭和三十三年の日記抄

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:ちくま文庫
□date of issue:1995年 初版
□size:15x11.2cm
□page:233
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 背ヤケ褪色

» 随筆・エッセイ
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