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おはん(宇野千代 著、木村荘八 装画・挿画)
古風な妻「おはん」と芸妓「おかよ」、二人の女に魅かれて右往左往する優柔不断な男。そのなさけなく、哀しく、退廃的な情痴のありさまが、流麗な関西言葉の独白体で綴られていく。
小林秀雄らに激賞され、第10回野間文芸賞を受賞した、宇野千代の代表作。1957年に刊行された単行本の美しい組版、木村荘八によるカバー画・挿絵による洒脱な装本を、新書サイズで再現した普及版。
◎野間文芸賞評:亀井勝一郎、河上徹太郎、小林秀雄、久保田万太郎
◎贅言(あとがき):三好達治
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近松でも讀む様な一種の味ひがあって面白かった。特に初めの方がよいと思った。作者は、時も場所も不問に附し、不思議な魅力を持った話術を創案して、言葉が、言葉だけの力で生き長らへたいと言ってゐる様な、一種の小説的幻想世界を發明してゐる。事實に屈服した現代小説界で珍しい事である。(小林秀雄による野間文芸賞評より)
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絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:中央公論社
□date of issue:1958年
□size:17.2x10.6cm
□page:221
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み カバー切れ 上端ヨレ 剥がれ
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
小林秀雄らに激賞され、第10回野間文芸賞を受賞した、宇野千代の代表作。1957年に刊行された単行本の美しい組版、木村荘八によるカバー画・挿絵による洒脱な装本を、新書サイズで再現した普及版。
◎野間文芸賞評:亀井勝一郎、河上徹太郎、小林秀雄、久保田万太郎
◎贅言(あとがき):三好達治
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近松でも讀む様な一種の味ひがあって面白かった。特に初めの方がよいと思った。作者は、時も場所も不問に附し、不思議な魅力を持った話術を創案して、言葉が、言葉だけの力で生き長らへたいと言ってゐる様な、一種の小説的幻想世界を發明してゐる。事實に屈服した現代小説界で珍しい事である。(小林秀雄による野間文芸賞評より)
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絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:中央公論社
□date of issue:1958年
□size:17.2x10.6cm
□page:221
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み カバー切れ 上端ヨレ 剥がれ
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