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北方の果實(城夏子 著、加地春彦 装幀)
大正ロマンの香りあふれる雑誌『令女界』などへ10代より投稿し、生涯を通じて若々しい感性を失わず、多くの小説やエッセイを発表し続けた城夏子(1902-1995)。1969年にはそれまでの生活をあっさりと捨て、花と緑に囲まれた老人ホームに入居。その軽やかな生き方が、世間の人を驚かせました。
金ぽうげの簪をさして いつもの草原に 草は青きや 遠き妹よ …… 竹久夢二の叙情詩から物語は始まる。戦時中に刊行された、女性たちを主人公にした長篇小説。
「黒髪社」とはあまり聞かない出版社名なので少し調べてみると、大正時代に設立され、束髪、断髪、電髪などの普及を図った「くろかみ」という美容雑誌を発行していたようです。
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◎Contents
序章 青草の青きが中に
第一章 脳病院にも美は住んでゐる
第二章 ただ一冊の詩集は時に一人の女の運命を支配することがある
第三章 たぐひまれなる美しき瞳に遭ひし日
第四章 唐人髷の娘を梢は如何に描いたか
第五章 しぼりたての牛乳に蜂蜜を溶かして
・
・
第十五章 忘れ得ぬ言葉
第十六章 妻の持つ誇りについて
第十七章 この物語ここに終る
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:黒髪社
□date of issue:1943年 初版
□size:18.8x13.2cm
□page:315
□condition:経年なり・可 ヤケスレ汚れシミ傷み 裏見返しに蔵書印
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
金ぽうげの簪をさして いつもの草原に 草は青きや 遠き妹よ …… 竹久夢二の叙情詩から物語は始まる。戦時中に刊行された、女性たちを主人公にした長篇小説。
「黒髪社」とはあまり聞かない出版社名なので少し調べてみると、大正時代に設立され、束髪、断髪、電髪などの普及を図った「くろかみ」という美容雑誌を発行していたようです。
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◎Contents
序章 青草の青きが中に
第一章 脳病院にも美は住んでゐる
第二章 ただ一冊の詩集は時に一人の女の運命を支配することがある
第三章 たぐひまれなる美しき瞳に遭ひし日
第四章 唐人髷の娘を梢は如何に描いたか
第五章 しぼりたての牛乳に蜂蜜を溶かして
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第十五章 忘れ得ぬ言葉
第十六章 妻の持つ誇りについて
第十七章 この物語ここに終る
絶版または版元品切れ
ソフトカバー
□publisher:黒髪社
□date of issue:1943年 初版
□size:18.8x13.2cm
□page:315
□condition:経年なり・可 ヤケスレ汚れシミ傷み 裏見返しに蔵書印
» 小説
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