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花の文化史 第二(春山行夫 著、恩地孝四郎 本体装幀、中井幸一 カバーデザイン)

花の文化史 第二(春山行夫 著、恩地孝四郎 本体装幀、中井幸一 カバーデザイン)
大正から昭和初期にモダニズム詩人として名を馳せ、戦後は該博な知識を駆使して、多くの随筆・博物誌を著した、春山行夫(1902-1994)。

前著「花の文化史」の好評を受けて刊行された新書版・第二集。花のタテの歴史(花自体の歴史)と、ヨコの歴史(花に関連した言葉、花の伝播した時代背景、花の絵、花の文学など)を結びつけ、縦横無尽に描き出しています。国内外の貴重な歴史的図譜から、数多くの図版が引用されています。

カバーデザインを、戦後のアートディレクターの先駆者・中井幸一が手がけています。本体のモダンな装幀は、恩地孝四郎。

◎Contents
ウメ、ヒアシンス、ゼラニューム、チューリップ、ミモーザ(アカシア)、ネギの花、ユリノキ、マロニエ(トチノキ)、松葉ボタン、スベリビユ、カンナ、サザンカ、クリスマス・ローズ
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かんなの花黄なる洋燈(ランプ)の如くなり子供出て來る背戸の月夜に 白秋
★カンナの花は熱帯の炎である。私は臺灣で四月末にこの花が満開しているのにであつた。臺北に近い北投という温泉街の驛で、プラット・フォームの反對側や驛を出た線路の兩側にこの花が一杯に植わつていた。その時の燃えるような原色の赤や黄色の色彩の波が、いまでもイメジに殘つている。(「カンナ」より)

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:中央公論社
□date of issue:1957年 三版(1956年 初版)
□size:17.4x10.6cm
□page:215
□condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 小口シミ

» 随筆・エッセイ
https://narda.thebase.in/categories/1326663
¥1,200 SOLD OUT

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