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女優の証言 一九四五年八月十五日(悲劇喜劇編集部編)

女優の証言 一九四五年八月十五日(悲劇喜劇編集部編)
1945年8月15日──この日を、新劇の女優たちは、どこで、どう感じ、どういう気持ちで迎えたのだろうか。

演劇雑誌『悲劇喜劇』において、2回(1981年1月号/1982年9月号)にわたって掲載された特集「女優の証言」をまとめたもの。

焼跡に立った時の記憶、肉親とのつらい別れ、ソ連兵の暴行をさけて丸坊主となって避難列車に乗り込んだ体験……。戦中の暗い時代を生きぬいた、有名無名53人の女優による歴史の証言。
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九月の初めに、私一人で福岡に帰ることになりました。姉のお産の手助けです。そして、原爆投下から丁度一月ほどだった広島の町を汽車の窓から見たのです。
フッと気付いて愕然としました。広島を中心にして、五つ六つの駅を通過する間、見渡す限り何もないのです。それは見事に何もないのです。

(「垣間見た広島」入江杏子より)
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◎Contents
そのころのこと(岡田嘉子)
「山脈」の見える場所(山本安英)
ひとつの記憶(南風洋子)
私の八月十五日(野村昭子)
あの頃(荒木道子)
異郷の終戦(河村久子)
合掌(加藤道子)
生きるあかし(佐々木すみ江)
二度、三度と生きのびて(内田礼子)
あの夏──(藤野節子)
つい昨日のことのように(杉村春子)
一九四五年八月十五日(丹阿彌谷津子)
学校工場にて(奈良岡朋子)
私たちの青春(川村夏代)
バケツの中(初井言榮)
あの年の記憶(新村礼子)
敗戦前後の私(丸山由利亜)
モンペを脱いだ日(小夜福子)
終戦、そして芝居(関京子)
頑固者でいたい(中村たつ)
舌の呪縛(北林谷栄)
或る娘の証言(七尾伶子)
雨天体操場の記憶(川口敦子)
丸山さんとの別れ(高橋とよ)
睡眠と幼子(杉山とく子)
垣間見た広島(入江杏子)
上伊那の海軍衣料厰(野中マリ子)
白い絹のマフラー(文野朋子)
起らなかった天佑(北村昌子)
軍国少女(村井志摩子)
効かなくなったカンフル(有馬稲子)
御殿場への疎開(村瀬幸子)
八月十五日の前後(穂高のり子)
濃い灰色の時代(矢吹寿子)
負い目(小竹伊津子)
愛国心(賀原夏子)
終戦前後の思い出(島美弥子)
移動演劇(中村美代子)
善い戦争も悪い平和もあり得ない(黒田郷子)
八月十五日の食卓(今井和子)
敗戦前後(原泉)
私の連想(南美江)
キッカケは敗戦(菅井きん)
信州の山寺で(辻伊万里)
一枚の写真(斎藤美和)
「銃後」の日々(遠藤慎子)
機銃掃射(本山可久子)
ハルビンの八月(松下砂稚子)
二つの八月十五日(清洲すみ子)
その頃、わたしは(三戸部スエ)
私の戦中戦後(長岡輝子)
焼跡の光景(塩屋洋子)
終戦、そして園井恵子さんのこと(葦原邦子)
 あとがき(尾崎宏次)

絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:ハヤカワ文庫
□date of issue:1983年 初版
□size:15.2x10.7cm
□page:229
□condition:経年なり・普通 カバー傷み
三方薄ヤケ 奥付ページ折れ目

» 随筆・エッセイ
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