Item
明日は日曜日(源氏鶏太 著、鈴木信太郎 カバー画)
サラリーマン小説で一世を風靡した源氏鶏太の初期作品。「童心の画家」とよばれた鈴木信太郎が表紙を彩る、春陽文庫版。
新大阪産業の総務課・桜井大伍君は、社員たちの恋愛問題に首をつっこんでは、面倒なはめに陥りがち。同僚の山吹桃子さんが見かねて手助けをするうちに、二人に恋愛感情がめばえ……。
毎回、「明日は日曜日」というフレーズで締め括られる連作小説。
銀幕デビュー1年目の若尾文子主演作品として、1952年に映画化されている。
-----------------------
しばらく、ふたりとも黙っていたが、やがて、桃子さんが、ちょっとしんみりした口調でいった。
「明日は日曜日ね」
大伍君が向こうを向いたままで答えた。
「そうだ、あすは日曜日」
「映画にでもいかない?」
「映画?」
「ええ。あたしがおごる……」
屋上には、ふたりのほかに、人影がなくなっていた。
(「第一話 エレベーター・ガールの恋」より)
-----------------------
◎Contents
第一話 エレベーター・ガールの恋
第二話 夫のヘソクリ
第三話 好きになったりなられたり
第四話 恋人と残業
第五話 手ごろな恋人
第六話 看板娘との恋
第七話 コロッケさんとキャベツ君
第八話 あすは晴れるだろう
第九話 新入社員への戒め
第十話 恋の審判
第十一話 恋とスリル
第十二話 夫の抵抗
第十三話 いよいよ日曜日
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:春陽文庫
□date of issue:1967年 31刷(1955年 初版)
□size:15.2x10.7cm
□page:240
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方薄ヤケ 小口シミ
★小口少破れ(写真3・4枚目)
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
新大阪産業の総務課・桜井大伍君は、社員たちの恋愛問題に首をつっこんでは、面倒なはめに陥りがち。同僚の山吹桃子さんが見かねて手助けをするうちに、二人に恋愛感情がめばえ……。
毎回、「明日は日曜日」というフレーズで締め括られる連作小説。
銀幕デビュー1年目の若尾文子主演作品として、1952年に映画化されている。
-----------------------
しばらく、ふたりとも黙っていたが、やがて、桃子さんが、ちょっとしんみりした口調でいった。
「明日は日曜日ね」
大伍君が向こうを向いたままで答えた。
「そうだ、あすは日曜日」
「映画にでもいかない?」
「映画?」
「ええ。あたしがおごる……」
屋上には、ふたりのほかに、人影がなくなっていた。
(「第一話 エレベーター・ガールの恋」より)
-----------------------
◎Contents
第一話 エレベーター・ガールの恋
第二話 夫のヘソクリ
第三話 好きになったりなられたり
第四話 恋人と残業
第五話 手ごろな恋人
第六話 看板娘との恋
第七話 コロッケさんとキャベツ君
第八話 あすは晴れるだろう
第九話 新入社員への戒め
第十話 恋の審判
第十一話 恋とスリル
第十二話 夫の抵抗
第十三話 いよいよ日曜日
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:春陽文庫
□date of issue:1967年 31刷(1955年 初版)
□size:15.2x10.7cm
□page:240
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
三方薄ヤケ 小口シミ
★小口少破れ(写真3・4枚目)
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
