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私のアンデルセン(森田たま 著)★函なし
森田たまが「アンデルセンの中にふくまれた豊かな詩情、清らかなもの、美しいものへのあこがれ」(あとがき より)を描き出すために、5篇を選んで翻訳した童話集。
「牛蒡の家」は「幸せな一家」、「野生の白鳥」は「白鳥の王子」という題名で広く知られているアンデルセンの代表作。
太平洋戦争開戦翌年の昭和17年8月に刊行されており、この時期はまだ市井の人々が童話を楽しむことができる世情であったことがうかがわれる。
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「みんな、飛んで行け。聲のない大きな鳥になつて飛んで行け。自分で働いて生きるため、世の中へ飛んで行け」
新しいお妃は魔法使であつたが、しかしさすがの呪ひも、すつかりきくといふわけにはいかなかつた。お妃は王子たちを醜い鳥にしようと思つたが、王子たちはまつしろな翼を持つた、美しい十一羽の白鳥となつて、悲しげに鳴きかはしながら、宮殿の窓から飛び出して行つた。
(「野生の白鳥」より)
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◎Contents
樂園
跳びくらべ
飛ぶトランク
牛蒡の家
野生の白鳥
装画:出開美千子
絶版または版元品切れ
ハードカバー
□publisher:中央公論社
□date of issue:1942年 初版
□size:21.5x15.5cm
□page:180
□condition:経年なり・可 表紙ヤケスレ汚れ傷みシミ
★経年シミ強(写真1枚目、7枚目)
★函なし
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
「牛蒡の家」は「幸せな一家」、「野生の白鳥」は「白鳥の王子」という題名で広く知られているアンデルセンの代表作。
太平洋戦争開戦翌年の昭和17年8月に刊行されており、この時期はまだ市井の人々が童話を楽しむことができる世情であったことがうかがわれる。
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「みんな、飛んで行け。聲のない大きな鳥になつて飛んで行け。自分で働いて生きるため、世の中へ飛んで行け」
新しいお妃は魔法使であつたが、しかしさすがの呪ひも、すつかりきくといふわけにはいかなかつた。お妃は王子たちを醜い鳥にしようと思つたが、王子たちはまつしろな翼を持つた、美しい十一羽の白鳥となつて、悲しげに鳴きかはしながら、宮殿の窓から飛び出して行つた。
(「野生の白鳥」より)
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◎Contents
樂園
跳びくらべ
飛ぶトランク
牛蒡の家
野生の白鳥
装画:出開美千子
絶版または版元品切れ
ハードカバー
□publisher:中央公論社
□date of issue:1942年 初版
□size:21.5x15.5cm
□page:180
□condition:経年なり・可 表紙ヤケスレ汚れ傷みシミ
★経年シミ強(写真1枚目、7枚目)
★函なし
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