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吉屋信子 父の果/未知の月日(吉川豊子 編)- 大人の本棚
☆2025.1.31 再掲
吉屋信子の円熟期のアンソロジー。「戦後」という混乱と貧困の時代を生きる庶民の姿を描いた短篇小説9篇と、エッセイ12篇を収録。
なかでも、生活に困窮した人妻の悲運を、怪奇小説のような語り口で描いた「鬼火」は評価が高く、10ページほどの小品だが、1956年に東宝で映画化(津島恵子主演)されている。
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吉屋信子と言えば、『良人の貞操』『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』、あるいは一連の少女小説を思い浮かべる人が多いだろう。しかし彼女は昭和20-30年代にかけて、多くの卓れた中・短篇を発表している。
第四回女流文学者会賞を受けた「鬼火」をはじめ、「みおつくし」「マカオの露台」など、戦中と戦後の時代相をみごとに切り取っている。本書はこの時代の作品を精製・収録すると共に、一つの文学的年代記とも言える随筆をも加えた、特異な吉屋信子アンソロジーである。
(「カバー裏 紹介文」より)
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◎Contents
みおつくし
立志伝
鬼火
父の果
凍蝶
後家サロン
蕃社の落日
マカオの露台
墨堤に消ゆ〈富田木歩〉
*
絵島の墓
未知の月日
日記買う
本郷森川町
春の喪服
母
さかな
馬と私
廿一年前
夏
白いハンケチ
樋口一葉女史の墓
解説:吉川豊子
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:みすず書房
□date of issue:2003年 初版
□size:19.5x13.5cm
□page:291
□condition:経年なり・普通 カバースレ上端ヨレ
背ヤケ褪色
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
吉屋信子の円熟期のアンソロジー。「戦後」という混乱と貧困の時代を生きる庶民の姿を描いた短篇小説9篇と、エッセイ12篇を収録。
なかでも、生活に困窮した人妻の悲運を、怪奇小説のような語り口で描いた「鬼火」は評価が高く、10ページほどの小品だが、1956年に東宝で映画化(津島恵子主演)されている。
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吉屋信子と言えば、『良人の貞操』『安宅家の人々』『徳川の夫人たち』、あるいは一連の少女小説を思い浮かべる人が多いだろう。しかし彼女は昭和20-30年代にかけて、多くの卓れた中・短篇を発表している。
第四回女流文学者会賞を受けた「鬼火」をはじめ、「みおつくし」「マカオの露台」など、戦中と戦後の時代相をみごとに切り取っている。本書はこの時代の作品を精製・収録すると共に、一つの文学的年代記とも言える随筆をも加えた、特異な吉屋信子アンソロジーである。
(「カバー裏 紹介文」より)
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◎Contents
みおつくし
立志伝
鬼火
父の果
凍蝶
後家サロン
蕃社の落日
マカオの露台
墨堤に消ゆ〈富田木歩〉
*
絵島の墓
未知の月日
日記買う
本郷森川町
春の喪服
母
さかな
馬と私
廿一年前
夏
白いハンケチ
樋口一葉女史の墓
解説:吉川豊子
絶版または版元品切れ
ハードカバー ダストカバー 帯あり
□publisher:みすず書房
□date of issue:2003年 初版
□size:19.5x13.5cm
□page:291
□condition:経年なり・普通 カバースレ上端ヨレ
背ヤケ褪色
» 小説
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