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灰色の畑と緑の畑(ウルズラ・ヴェルフェル著、野村泫訳)- 岩波少年文庫
戦後ドイツを代表する児童文学作家ウルズラ・ヴェルフェルによる短篇集。
貧富の差、皮膚の色による差別、戦争の悲惨、孤独な老人たち、両親の離婚など、現代社会がかかえるさまざまな問題を、小さな読者たちにあるがままに認識させようと、散文詩のように綴った14篇を収録。
谷川俊太郎が、岩波少年文庫創刊40周年記念アンケート「私の好きな一冊」で本書をあげ、「読後に感じられるかすかな光のようなものは、現実を偽らない作者の勇気と理性と想像力がもたらしたものではないかと思います」と記している。
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シンタエフというのは、アフリカの村に住むひとりの少年の名前である。その名前には「何日生きられたか」という意味がある。
というのは、この子の両親には子供が六人あった、ところがみんなまだ小さいうちに死んでしまった。
この子も長くは生きられないだろう、と両親は考えた。それで、シンタエフという名前をつけたのである。
(「何日生きられたか」より)
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◎Contents
よその子どもたち
灰色の畑と緑の畑
夜の鳥
お茶の時間
ハンネスがいない
ぶす
マニのサンダル
ふたごの魔女
そんな国で
白人専用
父親
通りを三つ上がる
ろくでなし
「何日生きられたか」
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:岩波少年文庫
□date of issue:1995年 6刷(1981年 初版)
□size:17.2x11.5cm
□page:153
□condition:経年なり・良好
» 小説
https://narda.thebase.in/categories/1326662
貧富の差、皮膚の色による差別、戦争の悲惨、孤独な老人たち、両親の離婚など、現代社会がかかえるさまざまな問題を、小さな読者たちにあるがままに認識させようと、散文詩のように綴った14篇を収録。
谷川俊太郎が、岩波少年文庫創刊40周年記念アンケート「私の好きな一冊」で本書をあげ、「読後に感じられるかすかな光のようなものは、現実を偽らない作者の勇気と理性と想像力がもたらしたものではないかと思います」と記している。
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シンタエフというのは、アフリカの村に住むひとりの少年の名前である。その名前には「何日生きられたか」という意味がある。
というのは、この子の両親には子供が六人あった、ところがみんなまだ小さいうちに死んでしまった。
この子も長くは生きられないだろう、と両親は考えた。それで、シンタエフという名前をつけたのである。
(「何日生きられたか」より)
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◎Contents
よその子どもたち
灰色の畑と緑の畑
夜の鳥
お茶の時間
ハンネスがいない
ぶす
マニのサンダル
ふたごの魔女
そんな国で
白人専用
父親
通りを三つ上がる
ろくでなし
「何日生きられたか」
絶版または版元品切れ
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:岩波少年文庫
□date of issue:1995年 6刷(1981年 初版)
□size:17.2x11.5cm
□page:153
□condition:経年なり・良好
» 小説
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