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戦争中の暮しの記録(暮しの手帖 編)

戦争中の暮しの記録(暮しの手帖 編)
一冊まるごと戦争中の暮らしの特集にあてられた『暮しの手帖』1968年夏号を書籍化した保存版。

読者に「戦争中の暮しの記録」の投稿を呼びかけ、応募総数1736編の中から、135編を掲載。書籍化にあたって、『暮しの手帖』1968年夏号を読んだ人たちの感想集が付け加えられている。

戦争中の人々は、何を考え、何を食べ、何を着て、そして、何が生死を分けたのか。暮しの手帖編集部が、後世に残すべき記録として全力を傾けて編集に取り組んだこの書籍は、今もなお途切れることなく刊行が続けられている。
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しかし、君が、なんとおもおうと、これが戦争なのだ。それを知ってもらいたくて、この貧しい一冊を、のこしてゆく。
できることなら、君もまた、君の後に生まれる者のために、そのまた後に生まれる者のために、この一冊を、たとえどんなにぼろぼろになっても、のこしておいてほしい。これが、この戦争を生きてきた者の一人としての、切なる願いである。

(「この日の後に生まれてくる人へ」より)
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◎Contents
▶︎戦場
この日の後に生まれてくる人に
▶︎日日の歌(勝矢武男)
▶︎配給食品日記(平岡峯太郎)
▶︎お願い申します
それでも私は生きる(田上ユイノ)
子供をたのむと一言(石井スエ)
さまざまのおもい(村上せん)
▶︎疎開
無理に疎開させた子が疎開先で爆死(柿谷実子)
捨ててあるものを拾ってたべる暮し(渡辺とよ子)ほか
▶︎東京大空襲
火(島野康子)
死(黒岩保子)
熱(坂本千枝子)ほか
▶︎わが町は焼けたり
燃えたはずなのに(中杉知誉子)
手を振る敵機(服部秀子)
防空壕に埋まる(佐藤弘子)ほか
▶︎一九四五年八月六日
黒い雨(村上芳子)
わが子(小久保よう子)
駅から(野村ぬい)ほか
▶︎大阪全滅
こんな所で負けたらあかんと人を押しのけ(勝きみ子)
防空壕の中の物まで灰になってしまって(今田やす)
▶︎飢えたるこどもたち
お手玉の大豆(康本君子)
二日間歩いて脱走(上沢美和子)
いなごの青い汁(渡辺玲子)ほか
▶︎おてがみ(大和田一子、今泉タマ)
▶︎村へやってきた町の子
食物やって歌わせる(土佐林信江)
先生が子供のぶんまで(藤原徳子)
▶︎防空壕と壕舎
トタン小屋(戸田達雄)
屋根のカボチャ(松本栄子)ほか
▶︎小学生
ひもじさにひとのべんとうをぬすんでたべたこども(浦田邦子)
あのころのこどもはこんなふうにくらしてた(太田芳江)ほか
▶︎油と泥にまみれて
▶︎食
▶︎酒・たばこ・マッチ・石けん・長ぐつ・油
▶︎路傍の畑
▶︎産婆さんは大忙し
▶︎ゆがめられたおしゃれ
▶︎恥の記憶
▶︎汽車は行く
▶︎いろいろ
▶︎父よ夫よ
▶︎百姓日記
▶︎附録
1 戦争中の暮しの記録を若い世代はどう読んだか
2 戦争を体験した大人から戦争を知らない若い人へ

ハードカバー ダストカバー ビニールカバー
□publisher:暮しの手帖社
□date of issue:1986年 10刷(1969年 初版)
□size:26.2x19cm
□page:290
□condition:経年なり・普通 カバーヤケスレ汚れ傷み
背ヤケ褪色
★ビニールカバー切れ(写真9枚目)

» 評伝・ノンフィクション
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¥2,000

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