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悪いやつほどよく走る(川崎ゆきお 著、湯村輝彦 装幀、蛭子能収 解説)
1972年〜82年に『ガロ』に掲載された漫画7編を1冊にまとめ、1982年に青林堂から刊行された、川崎ゆきお第4作品集。
「走るんや/走るしかない/猟奇に走るしか他はあらへん」ヒマにあかした悪戯心から、作者自身が「猟奇王」に扮して町内に騒動を巻き起こす表題作ほか。
ロマンを追い求めつつ、「貧すれば鈍する」しかない日常を送る人々の姿を描き出す。
同時代に『ガロ』で活躍していた蛭子能収が解説を寄せているが、川崎ゆきおから「解説が書きやすいように」と実家住まいの日常をこまごまと書き記した手紙が送られてきたという、律儀な人柄がしのばれるエピソードが面白い。
装幀、湯村輝彦。
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『自分の部屋がなくて、もちろんアトリエもないし、机さえない所で漫画を描いているのでアパートを借りたい。では、どうやって描いているのかと云うと、ひざの上にイラストボードや製図板をのせて、そり身になりながらバランスをとって描いている』
ガーン、どおりで絵がヨレヨレしている筈だ。あれは金持ちには描けない線だったんだ。すごい貧乏だ!!
(「川崎さんの日常生活」解説・蛭子能収 より)
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◎Contents
貧環蝕
猟奇の果
猟奇王月夜の暴走
大阪猟奇戦争ロマンの日は遠く
猟奇ケ原
二廃人
悪いやつほどよく走る
解説:川崎さんの日常生活(蛭子能収)
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:青林堂
□date of issue:1982年 初版
□size:20x15cm
□page:172
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
小口点茶シミ 三方薄ヤケ
» 絵本・ピクチャーブック
https://narda.thebase.in/categories/1326659
「走るんや/走るしかない/猟奇に走るしか他はあらへん」ヒマにあかした悪戯心から、作者自身が「猟奇王」に扮して町内に騒動を巻き起こす表題作ほか。
ロマンを追い求めつつ、「貧すれば鈍する」しかない日常を送る人々の姿を描き出す。
同時代に『ガロ』で活躍していた蛭子能収が解説を寄せているが、川崎ゆきおから「解説が書きやすいように」と実家住まいの日常をこまごまと書き記した手紙が送られてきたという、律儀な人柄がしのばれるエピソードが面白い。
装幀、湯村輝彦。
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『自分の部屋がなくて、もちろんアトリエもないし、机さえない所で漫画を描いているのでアパートを借りたい。では、どうやって描いているのかと云うと、ひざの上にイラストボードや製図板をのせて、そり身になりながらバランスをとって描いている』
ガーン、どおりで絵がヨレヨレしている筈だ。あれは金持ちには描けない線だったんだ。すごい貧乏だ!!
(「川崎さんの日常生活」解説・蛭子能収 より)
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◎Contents
貧環蝕
猟奇の果
猟奇王月夜の暴走
大阪猟奇戦争ロマンの日は遠く
猟奇ケ原
二廃人
悪いやつほどよく走る
解説:川崎さんの日常生活(蛭子能収)
ソフトカバー ダストカバー
□publisher:青林堂
□date of issue:1982年 初版
□size:20x15cm
□page:172
□condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ
小口点茶シミ 三方薄ヤケ
» 絵本・ピクチャーブック
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